評　　　　 価 　

　
　 　 　 　
File No. 2299 　
　 　 　 　
製作年 ／ 公開日 　 2015年 ／ 2015年10月31日 　
　 　 　 　
製　　作　　国 　 日　　本 　
　 　 　 　
監　　　　　 督 　 河合　勇人 　
　 　 　 　
上　映　時　間 　 105分 　
　 　 　 　
公開時コピー 　 男の中の“漢（おとこ）” 剛田猛男15歳
そんな男の
本気（ピュア）な恋
　

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最初に観たメディア 　
Theater Television Video
　
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キ　ャ　ス　ト 　 鈴木 亮平 ［as 剛田猛男］
永野 芽郁 ［as 大和凛子］
坂口 健太郎 ［as 砂川誠］
森高 愛
高橋 春織
恒松 祐里
健太郎
篠田 諒
小松 直樹
中尾 明慶
高田 里穂
富田 海人
堀越 太耀
池谷 のぶえ
安井 順平
緑 友利恵
渋川 清彦
鈴木 砂羽 ［as 剛田ゆり子］
寺脇 康文 ［as 剛田豊］ 		　
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あ　ら　す　じ 　 　15歳の高校1年生・剛田猛男は、全く高校生に見えない顔面と巨体の持ち主、かつ豪傑・硬派なまさに純日本男児。そのいかつい風貌から女子には全くモテないが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で男子からは全幅の信頼を得ていた。そんな猛男がこれまで好きになった女の子は皆、猛男のマンションの隣に住む超イケメン・砂川誠を好きになってしまう。だが猛男と砂川は幼馴染の親友で、誠を素晴らしい男だと認めていた猛男はそうなることも仕方のないことだと思っていた。
　ある朝、猛男と砂川は街でしつこくナンパされている女子高生・大和凛子を救うが、猛男は凛子を一目見て好きになってしまう。ところが再び会うことになったある日、ふとした大和の言葉で、彼女が砂川のことを好きだと気付く猛男。落ち込みながらも大和のために一肌脱ぎ、仲を取り持とうとする猛男であったが・・・・・。 		　
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たぴおか的コメント 　 　完璧にやられた〜。観る前から実は少なからず楽しみにしていた作品なのだが、もう理屈抜きで気に入ってしまった。何がそんなに気に入ったかといって、永野芽郁演じるヒロインの大和凛子の可愛さ、いじらしさといったらもう、私の拙い文章力ではとても表現できないのだ（大袈裟すぎる？）。永野芽郁よりも美人な女優は、いくらでもいると思う、例えば、有村架純や桐谷美玲、あるいは広瀬すずあたりが演じても決して悪くはないと思う。でも、この作品に限ってはいくら永野芽郁より可愛かったとしても、彼女らではダメなのだ。それほどこの作品の凛子のイメージに、永野芽郁がハマっているのだ。
　レディスコミックを原作にした作品だから、笑いも満載だがその反面突っ込み所は満載。ストーリー自体も陳腐かもしれない。そもそも32歳の鈴木亮平や24歳の坂口健太郎が16歳を演じること自体無理があるし、『ヒロイン失格』でもそうだったが、坂口健太郎って、女の子が誰しも一目見て夢中になるほどのイケメンだとも思えない。また、同性からあれほど慕われる猛男が、いくら見かけがマウンテンゴリラだとしても、女性にまったくモテないワケがない。そんな粗は多々見られるけど、この作品に限ってはすべて許す（笑）。そして、そんな作品を観てついつい目頭が熱くなってしまうほど感動してしまうとは、私の感受性は異常をきたしてまっているのだろうか（笑）。
　それにしても、1ヶ月でウエイトを30kgも増やしたという、鈴木亮平の演技にかける意気込みには、素直に頭が下がる思いだ。増やすのは簡単かもしれないが、元に戻す時の苦労は並大抵なじゃないだろうに。昔はシルヴェスタ・スタローンがキャラクターに応じて自在にボディ・コントロールしていたのが神業に思えたが、今や役柄に応じて体型を作り上げることは、役者にとっては常識の範疇内なのかもしれない。
　予告編を何度か観た限りでは、鈴木亮平演じるマウンテンゴリラの合田猛男が凛子に一目惚れしてしまい、そのピュアな（？）恋を成就するために奔走するのだと思っていたが、蓋を開けてみれば、何のことはない最初から両思いで、ただ恋愛に不慣れな猛男の勘違いからすれ違いを繰り返すという展開だった。そして、凛子を好きなのに無理に気持ちを抑える猛男には「勘違いに早く気づけよ」と言ってやりたいし、そんな猛男にめげずに積極的にアタックする凛子のいじらしさがもうたまらない。現実であんな女の子に積極的に迫られたら、私だったらひとたまりもなく落城してしまうこと間違いなしだ。
　一番楽しみにしていたシーンが、実は予告編にも登場する、猛男が坂口健太郎演じる誠にキスを迫るシーンだったりするのだが、本編ではそのシーンがないままにエンド・クレジットになってしまう。せっかく楽しみにしていたシーンだったのに・・・・・なんて思ったら、クレジットの最後に満を持してやっと登場。何度観てもあ、あのシーンは笑ってしまう。特に、予告編ではカットされていた誠のセリフがいいねぇ。