評     価  

 
       
File No. 2342  
       
製作年 / 公開日   2015年 / 2016年01月30日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   横浜 聡子  
       
上 映 時 間   123分  
       
公開時コピー   すんません。
不器用に恋してます。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   安田 顕 [as 亀岡拓次]
麻生 久美子 [as 室田安曇]
宇野 祥平 [as 宇野祥平]
新井 浩文 [as 山之上監督]
染谷 将太 [as 横田監督]
浅香 航大 [as 貝塚トオル]
杉田 かおる [as スナックキャロットのママ]
工藤 夕貴 [as 藤井]
大森 立嗣
野嵜 好美
不破 万作
戌井 昭人
金子 清文
平田 薫
中沢 青六
鈴木 晋介
日向 丈
三田 佳子 [as 松村夏子]
山崎 努 [as 古藤監督]
 
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あ ら す じ    俳優の亀岡拓次は37歳の独身。次から次へと現場を渡り歩いては小さな役をこつこつと演じていき、スタッフからの信頼は厚い。彼に回ってくるのは主役ではなく脇役ばかりではあるものの、極力不平不満を口に出さず、撮影現場と酒場を行き来する地味な毎日を過ごしていた。ある夜、ロケのために訪れた長野県諏訪市で立ち寄った居酒屋『ムロタ』で若女将の室田安曇に恋をしてしまう。しかし亀岡は撮影のため都内から地方まで方々に飛ぶ上に、初めての舞台の仕事が入り劇団『陽光座』の稽古場にも通う日々。
 そんな中、極秘来日した世界のアラン・スペッソ監督の新作オーディションを受けるというチャンスが舞い込み、亀岡は憧れの監督の前で懸命に熱演する。ある時、脇役仲間の宇野祥平に恋をしているかふと尋ねたところ、てっきり自分と同じく独り身だと思っていた彼が結婚していたことを知り、亀岡の心に火が付いた。亀岡は花束を手に安曇のいる『ムロタ』に向かってバイクを走らせる・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    この作品でメガホンを執った横浜聡子監督といえば、『ウルトラミラクルラブストーリー』の監督・・・・・ということを事前に知っていたら、もしかしたら観なかったかもしれない。なぜか評価が高いらしい横浜監督だが、私にはその理由がわからない。安田顕は好きな俳優だし、麻生久美子もますます美人度に磨きがかかったみたなのに・・・・・残念。
 コメディ作品なんだから、確かに序盤では笑いを誘うシーンもあり、「これは期待できそうだ」なんて思っていたが、そのうち作品について行くのに疲れて、いつしか感情の起伏を喪失してしまっていた。というか、体は起きていても、脳が寝てしまっていたのかもしれない。
 そんなになってしまった理由を考えるに、おそらくは脈絡が全くないシーンの切り替えが多いためじゃないかと思われる。最初のうちはともかく、脈絡なしを繰り返されるうちに、ついていくのを諦めてしまう、その悪循環なのだろう。この手の作品を、仕事を終えて疲労した状態で観たのがそもそも間違いだったということだ。