評 価
File No.
2350
製作年 / 公開日
2015年 / 2016年02月19日
製 作 国
イギリス
監 督
ダグラス・マッキノン
上 映 時 間
90分
公開時コピー
今、世界が熱狂する探偵ドラマの傑作、ついにスクリーン降臨!
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ベネディクト・カンバーバッチ
[as シャーロック・ホームズ]
マーティン・フリーマン
[as ジョン・ワトソン]
ユーナ・スタッブス
[as ハドソン夫人]
ルパート・グレイヴス
[as レストレード警部]
マーク・ゲイティス
[as マイクロフト・ホームズ]
アンドリュー・スコット
[as モリアーティ教授]
ルイーズ・ブレーリー
[as モリー・フーバー]
アマンダ・アビントン
[as メアリー・ワトソン]
ジョナサン・アリス
[as アンダーソン]
デヴィッド・ネリスト
[as スタンフォード]
キャサリン・マコーマック
[as カーマイケル]
ティム・マキナニー
[as ユースタス・カーマイケル卿]
ナターシャ・オキーフ
[as エミリア・リコレッティ]
ティム・バーロウ
[as ワイルダー]
ジェラルド・カイド
[as トーマス・リコレッティ]
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あ ら す じ
1985年、ヴィクトリア時代のロンドン。
トーマス・リコレッティ
はウェディング・ドレスを身にまとった妻
エミリア
の姿を見て驚愕する。それもそのはず、エミリアは数時間前に銃の発砲事件を起こした挙げ句、その銃で自らの命を絶っていたのだ。
リコレッティ夫人の幽霊は、癒やされることのない復讐の執念と共に、霧に覆われたライムハウスから荒廃した境界の跡地に至るまで、ロンドン中を徘徊する。
シャーロック・ホームズ
と
ジョン・ワトソン
、そして彼らの友人たちは、冥界からやってきた的を相手に、頭脳戦を繰り広げる・・・・・。
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たぴおか的コメント
職場にカンバーバッチ・ファンの女の子がいて、その子から半ば無理矢理『シャーロック』のDVDを見せられていたために、ようやくあのクセのあるカンバーバッチのヒール顔にも免疫ができてきた私。加えて、子供の頃にシャーロック・ホームズの全集をほぼ読破していたために、予備知識は充分だったから、この作品を観ても戸惑うことは少なかったが、ドラマも小説も未経験で臨むにはちょっと苦しい作品かなぁ、とは感じた。
それもそのはず、通常ドラマ作品を映画化した場合は、ドラマを見ていなくても困らないように作られているのだが、この作品はTVドラマのスペシャル版として作られていて、それを日本ではたまたま劇場上映することになったという代物だから、どうしてもドラマを観ての予備知識が前提となってしまうようだ。おまけに原作も読んでいないとなると、モリアーティなる小男が一体何者なのかもわからず、混乱するだろうことは必至。
90分という尺の短さからも、TVの2時間枠を想定したことがうかがえるし、本編終了後のインタビュー映像も、DVDに特典映像として付いてきそうな内容だった。あれは、個人的にはなくてもいい、というより、ない方が良かったような気が・・・・・。トイレに行きたくても、なかなか席を立たせてくれなかったし(笑)。
DVDを観て、小説もほぼ読んでいても、それでも戸惑ったのは、『シャーロック』の舞台は原題なのに、この作品の時代設定がビクトリア朝になっていたこと。おまけに、ホームズはいつものモジャモジャ頭じゃないし、ワトソンもなぜか口髭を蓄えていたりする。それらの疑問が頭から離れず、副題にもなっている肝心の『忌まわしき花嫁』の事件の謎はあまりにお粗末だった。どうやらこの作品、大きな陥穽が仕掛けられていて、ホームズの推理は二の次扱いになっているようで、その点は非常に残念だった。