評     価  

 
       
File No. 2389  
       
製作年 / 公開日   2016年 / 2016年04月29日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   三池 崇史  
       
上 映 時 間   108分  
       
公開時コピー   俺がやる。
    
人類VSテラフォーマー。
絶対に、分かり合えないヤツがいる。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   伊藤 英明 [as 小町小吉]
武井 咲 [as 秋田奈々緒]
山下 智久 [as 武藤仁]
山田 孝之 [as 蛭間一郎]
小栗 旬 [as 本多晃]
ケイン・コスギ [as ゴッド・リー]
菊地 凛子 [as 森本明日香]
加藤 雅也 [as 堂島啓介]
小池 栄子 [as 大張美奈]
篠田 麻里子 [as 大迫空衣]
滝藤 賢一 [as 手塚俊治]
太田 莉菜 [as 連城マリア]
福島 リラ [as 榊原]
 
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あ ら す じ    21世紀、人口爆発が深刻化する地球では、世界各国に先んじようとする日本では秘密裏に火星移住が計画され、火星の過酷な環境を地球化するためにコケとゴキブリが移植された。それから500年。計画の仕上げとしてゴキブリを駆除するため、、本多晃とアシスタントの榊原らによるゴキブリ駆除が行われることとなった。そして、堂島啓介を隊長とし、小町小吉秋田奈々緒武藤仁蛭間一郎ゴッド・リー森本明日香大張美奈大迫空衣手塚俊治ら計15名のワケあり日本人たちが火星に送り込まれる。
 しかし彼らがそこで目にしたものは、黒光りした人型の巨大生物だった。その生物こそ、500年の間に異常進化したゴキブリの姿だった。テラフォーマーと名付けられた彼らは、高い身体能力とパワーに加え、互いに意思疎通もできる知性を持ち合わせ、侵入者である人間を次々と瞬殺していく。そんな絶体絶命の中、人間側にもある秘策があることがメンバーに明かされる。隊員たちにはそれぞれ昆虫のDNAが組み込まれており、その昆虫が持つ超人的な特殊能力を発揮することができるのだった。騙されたことに怒りながらも、昆虫パワーでテラフォーマーに立ち向かっていく小吉たちだったが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    これは凄い、あまりにも凄すぎて茫然自失状態に陥った。作品も凄ければ、この作品のメガホンを執った監督も凄い。さすがは“鬼才”と称される三池崇史、よくまぁこれほど酷い作品を作れるものだと、逆に感心してしまう。ここまで無残な作品は、私のこれまでの映画ライフの中でも間違いなくワースト5に入る。監督も酷ければ脚本も酷い、そして読んだことはないが原作の酷さも推して知るべしなんじゃないだろうか。
 一言で言うならば、小学校の学芸会なみの作品で、小学生が一生懸命これを演じているのならば可愛げもあるだろうが、豪華な俳優陣を起用して、しかも次々と簡単に使い捨てしていくのは見るに堪えない。そして、特殊メイクがまた杜撰そのもので、今から40年以上も昔の仮面ライダーに登場するショッカーの怪人の方がよっぽどマシ。途中退場せずにズルズルと最後まで観てしまった自分が情けない。
 唯一救いだったのは、初日舞台挨拶のライブビューイングが全国中継で観られたことくらいだ。登壇者は伊藤英明、武井咲、山田孝之、小栗旬、山下智久、ケイン・コスギ、滝藤賢一、それに三池監督と豪華なメンバーが揃った。舞台挨拶だと極力前の席を選ぶ私だが、ライブビューイングだとカメラが寄ってくれるから、これはこれで生の舞台挨拶じゃなくてもいい気がした。山Pこと山下智久に対抗して、自称“山D”をアピールした山田孝之の頑張りが功を奏して、それなりに面白い舞台挨拶ではあった。