評     価  

 
       
File No. 2565  
       
製作年 / 公開日   2017年 / 2017年02月25日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   川村 泰祐  
       
上 映 時 間   109分  
       
公開時コピー   わたし、365日、
キラ君と一緒にいます。
    
初めて恋に落ちたのは、学校一のイケメン“キラ君”。
しかし彼には、誰にも言えない秘密があった
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト   中川 大志 [as 吉良ゆいじ]
飯豊 まりえ [as 岡村ニノン]
葉山 奨之 [as 矢部和弘]
平 祐奈 [as 矢作澪]
岡田 浩暉 [as 吉良幸平]
三浦 理恵子 [as 岡村かのん]
安田 顕 [as 岡村隆弘]
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ    他人と関わることが苦手でいつもインコと一緒にいる変わり者の高校1年生、岡村ニノン。彼女が初めて恋した相手は、学校一のモテ男・吉良ゆいじだった。しかし、誰もが憧れるキラには、誰にも言えない秘密があった。彼は心臓に病気を抱え、余命1年と宣告されていたのだ。  ある時、ニノがキラの秘密を知ってしまったことから、2人の距離は急激に近づいていく。初めての気持ちに戸惑いながらも、キラを笑顔にしようと必死に頑張るニノ。クラスのムードメーカー・矢部和弘や、キラの幼馴染でドSキャラの矢作澪も加わり、かけがえのない365日が始まる・・・・・。  
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント    あららら、“キラ君”のキラって、下の名前じゃなくて苗字だったのかぁ・・・・・なんていうほど予備知識ゼロの状態の私。おまけに、最近は特にこの手の少女コミックを原作にしたティーンのラブストーリーには抵抗がある。こんなオッサンが観る作品じゃないとは思いつつも、中川大志が嫌いじゃないので、恥ずかしさを我慢しつつ劇場で鑑賞。ちなみに、この時点では相手役の飯豊まりえなる女の子は存在すら知らなかった。観終えて一言で言うならば、「観ているこっちが恥ずかしくなるようなキラキラ映画」で、特に“カーテンの刑”のシーンなどは、恐ろしくてスクリーンを直視できなかった(笑)。こりゃ、やっぱりDVDで我慢すべきだったと反省。最近はTSUTAYAではセルフレジがあるから、何を借りるのかを店員に知られる心配もないことだし。
 どうもこういうラブストーリーでは、いずれか一方が亡くなるか重病でなくちゃいけない、という不文律でもあるかのような風潮には疑問。しかも、作品が作品だけにメインキャラを死なせるわけにもいかず、必ず奇跡的に回復するというのがルール(謎)だから、そういう意味ではこの作品も安心して観ていられる。そして、平祐奈演じる矢作澪のようなちょっと意地悪なライバルと、葉山奨之演じる矢部和弘のようないい奴が登場するのもまたお約束だ。良く言えば押さえるべきポイントをちゃんと押さえている、悪く言えば他の有象無象のコミック原作の映画に埋没してしまうような、際立った特徴のない作品だ。
 キラ君を演じるイケメンの中川大志が、イヤミがない爽やかなキャラで好感が持てる。福士蒼汰とソックリだと言われているようだが、私に言わせれば中川クンの方が数段上だ。そして、演技も下手じゃないし、彼が目当てでこの作品を観たという私の動機は的を射ていたようだ(決して無理矢理正当化しているわけじゃないので念のため)。対する飯豊まりえだが・・・・・あの前髪パッツンから受ける印象はファニーフェイスの一言だ。決して嫌いなルックスではないけど、真剣に彼女と向き合っても思わず吹き出してしまうんじゃないかと心配だ。もっとも、私が彼女と至近距離で向き合うことなど、120%あり得ない事態ではあるけど。