評 価
File No.
2605
製作年 / 公開日
2017年 / 2017年05月20日
製 作 国
日 本
監 督
神徳 幸治
上 映 時 間
116分
公開時コピー
この恋、どうなっちゃうの!?
5分に1度、恋の事件が巻き起こる!
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
山本 美月
[as 安達もも]
伊野尾 慧
[as 岡安浬]
真剣佑
[as 東寺ヶ森一矢]
永野 芽郁
[as 柏木沙絵]
本仮屋 ユイカ
[as 安芸操]
水上 剣星
[as 岡安涼]
菊田 大輔
[as 大路吾郎]
升 毅
[as 岡安崇史]
菊池 桃子
[as 安達桜子]
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
女子高生の
安達もも
は元水泳部で、日焼けした肌に塩素で色が抜けたために赤くなった髪という一見ギャルのような容貌のせいで、遊んでいると誤解されがちだった。しかし内面はとても一途で、中学時代から“とーじ”こと
東寺ヶ森一矢
に片思いをしている。しかしある勘違いから入学早々に学校で一番のモテ男子・“カイリ”こと
岡安浬
から一方的にキスされ、学校中の噂になってしまう。
さらに、色白で男ウケがいい性悪の同級生・
柏木沙絵
がももからとーじを横取りしようと次々に罠を仕掛けてくる始末。そんなももの絶体絶命のピンチを救ったのは、カイリだった。カイリはももの純粋さに惹かれており、ももはとーじとカイリ、タイプの異なる2人の間で気持ちが揺れ動くのだが・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
当初は永野芽郁が出演していることを知らず(なぜなら、最初に見たチラシには芽郁チャンが写っていなかったから。第二版のチラシで初めて真剣佑も含む主要キャラ4名が載っていて、そこで初めて芽郁チャンの出演を知った)、よって劇場へ行って観るつもりなど全くなかった。けれども、芽郁チャンが主点していることを知ってしまった以上、こりゃ見逃すわけにはいかない、なんて気を起こしたのが失敗だった。
まずは、主演の山本美月と伊野尾慧のキャスティングからして間違っている。演技の巧拙はともかくとして、いくらなんでも山本美月(25歳)が高校生を演じるのは無理があり過ぎる。永野芽郁チャンと山本美月がワンカットに収まったシーンで2人を見比べてしまうと、同じ高校生と思えという方が無茶な話。それに、個人的好みを言わせてもらえれば、悪いけど山本美月が可愛いとは思えなくて、この手のラブコメの主演になぜ彼女が抜擢されたのかが理解不能。事務所の力なのかな??
そして、さらにミスキャストなのがキノコ頭の伊野尾慧。山本美月よりさらに1歳年上の野郎がこれまた高校生とは、さらに無理が・・・・・と言いたいところだけど、これが童顔のために山本美月ほど高校生として違和感が感じられなかった。でも、ただチャラいだけで同性の私から見れば女子に好かれるような要素が見当たらず、あれが学園一のモテ男とは説得力ゼロだ。しかも、彼のモテぶりがうかがわれるのは最初の1シーンだけで、それ以降はモテ男というキャラが全く活かされていない。そして、さらに致命的なのは演技があまりに下手過ぎて、本来なら笑えるシーンも笑えず、観ていてただただ唖然とさせられるだけ。こんなんじゃ、彼が演じる岡安浬に感情移入しろというのは到底無理な話だ。
唯一救いだったのは、彼女観たさだけで私を劇場へ向かわせた永野芽郁チャンで、初めて観るショートヘアが似合ってて期待以上に半端なく可愛い。しかも、彼女だけは実年齢も高校生だけに違和感もなく(って、当たり前だろ)、『俺物語!!』『ひるなかの流星』でも思い知らされた演技の巧さを、この作品でも遺憾なく発揮していてくれていた。ただ、彼女が演じる柏木沙絵は、策を弄して人を陥れるのだが、それがとてもじゃないけど笑って見過せるイタズラの度を完全に超えていて、目の前にあんな女の子がいたら絞め殺してやりたくなるほどのサイテーサイアクの人格だった。笑えないコメディ映画になってしまっているのも、その辺りに理由があるような気がする。でも・・・・・可愛いから許す!(おいおい ^-^;)