評     価  

 
       
File No. 2632  
       
製作年 / 公開日   2017年 / 2017年07月15日  
       
製  作  国   アメリカ / カ ナ ダ  
       
監      督   ディーン・イズラライト  
       
上 映 時 間   124分  
       
公開時コピー   5人で、超える。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   デイカー・モンゴメリー [as ジェイソン・スコット/レッド・レンジャー]
ナオミ・スコット [as キンバリー・ハート/ピンク・レンジャー]
RJ・サイラー [as ビリー・クランストン/ブルー・レンジャー]
ベッキー・G [as トリニー/イエロー・レンジャー]
ルディ・リン [as ザック/ブラック・レンジャー]
ブライアン・クランストン [as ゾードン]
エリザエス・バンクス [as リt・レパルサ]
デヴィッド・デンマン [as サム・スコット]
キャロライン・ケイヴ [as ビバリー・スコット]
アンジャリ・ジェイ [as マディ・ハート]
パトリック・サボンギ [as トリニーの父]
エリカ・セラ [as トリニーの母]
ケイデン・マグヌソン [as パール・スコット]
サラ・グレイ [as アマンダ]
マット・シヴリー [as ダモ]
ギャリー・チョーク [as ボーエン船長]
ロバート・モロニー [as テッド・ハート]
 
(声 の 出 演)   ビル・ヘイダー [as アルファ5]
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あ ら す じ    紀元前。古代の地球で世界の運命を決する、大きな闘いが終焉を迎えていた。ある5人の戦士たちによって地球は守られるが、戦士たちもまた全員命を落としてしまう。
 現代。小さな町、エンジェル・グローブに暮らす5人の若者たち、ジェイソン・スコットキンバリー・ハートビリー・クランストントリニーザックは、偶然にも同じ時間・同じ場所で不思議なコインを手にし、超人的なパワーを与えられる。
 自分たちの力に困惑する彼らの前に現れたのは、かつて世界を守っていた5人の戦士=“パワーレンジャー”の一人・ゾードンと、機械生命体・アルファ5だった。古代の地球で封印された悪の戦士=リタ・レパルサが蘇り、再び世界を滅ぼそうとしていること、そして彼ら5人はその脅威に立ち向かうべくコインに選ばれた、新たな“パワーレンジャー”であることが明かされる。
 しかし、自らの運命を受け入れられない彼らは、まだその秘めたる力を解放できずにいたが、地球に残された時間はあとわずかだった。果たして彼ら普通の高校生に、この世界を救うことができるのか・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    日本の“スーパー戦隊”シリーズの英語ローカライズ版としてアメリカで放送され、長年にわたって人気を誇るTVシリーズをハリウッドが映画化したというヒーロー・アクション作品。モチーフが日本の戦隊ものだから大人よりもむしろ子供向けの作品なのでは、なんて斜に構えて臨んだのだが、これがバカにできない面白さだった。さすがハリウッド、映画化するなら妥協は一切しないとばかりに、大人の鑑賞にも堪える作品に仕上げてあるのだ。
 敵との戦闘シーンではなく、メンバーの5人が結束を固めてレンジャーに変身できるようになるまでがメインに描かれているのがいい。それまでは赤の他人だった5人が、否応なしにレンジャーに任じられてしまったことをきっかけに、固い絆を創り上げていくなんて、ドラマ部分には予期せずにちょっと感動してしまった。途中でビリーを死なせてしまうのはいかがなものかと思ったが、自分勝手で5人の若者のことなどどーでもいいようにさえ受け取れたゾードンの粋な計らいのおかげで事なきを得る。まぁ、あそこでビリーを死なせたままではレンジャーが成立しないから、ああいう展開しかないだろうとは思うけど。
 悪役のリタを演じたエリザベス・バンクス以外は私が知る俳優・女優はひとりもいない中、一際目を惹いたのがピンクのキンバリーを演じたナオミ・スコットだ。アジア系の血が混じっているようなエキゾチックな美しさは、やはり母親がインド人とのことで納得。彼女から受けたインパクトは、おそらく『アイ・アム・ナンバー4』でディアナ・アグロンを観た時以来の衝撃だ。まだ20代前半の若さだから、これからが楽しみな女優だ。