評     価  

 
       
File No. 2688  
       
製作年 / 公開日   2016年 / 2017年11月03日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ローソン・マーシャル・サーバー  
       
上 映 時 間   107分  
       
公開時コピー   世界を救うのは、
コイツらでいいのか!?
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ドウェイン・ジョンソン [as ボブ・ストーン]
ケヴィン・ハート [as カルヴィン・ジョイナー]
エイミー・ライアン [as パメラ・ハリス]
ダニエル・ニコレット [as マギー]
ジェイソン・ベイトマン [as トレヴァー]
アーロン・ポール [as フィル]
ライアン・ハンセン [as スティーヴ]
ティム・グリフィン [as スタン・ミッチェル捜査官]
ティモシー・ジョン・スミス [as ニック・クーパー捜査官]
トーマス・クレッチマン [as バイヤー]
ミーガン・パーク [as ウェイトレス]
フィル・リーヴス [as ケント校長]
リッキー・ユージーン・ブラウン [as フランキー]
 
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あ ら す じ    高校時代はスーパースターだったが、今はしがない中年会計士のカルヴィン・ジョイナーのもとに、当時おデブでいじめられっ子だったボブ・ストーンから20年ぶりに会いたいと連絡が入る。カルヴィンが渋々会いに行くと、そこに現れたのは、当時からは想像もつかないマッチョな肉体へと変貌を遂げていたボブだった。
 カルヴィンに嫌がらせをしてきた男4人をあっという間に片付けたボブは、その夜カルヴィンの家に泊まることになる。ところが翌朝、ボブが居間でイビキをかいて寝ているところへCIAのパメラ・ハリスらがやって来て、彼が実はCIAのエージェントで、国家機密を売ろうとしたために裏切り者としてCIAから追われる身となったと告げる。しかし、居間で寝ていたはずのボブは忽然と姿を消してしまっていた。
 カルヴィンはそのままパメラらに付き添われて出社すると、パメラの予想通りボブが現れて、彼を捕らえようとするパメラたちとの間で派手な銃撃戦が始まってしまう。半ば強制的に騒ぎに巻き込まれてしまったカルヴィンは、疑心暗鬼のまま否応なしにボブと一緒にCIAから逃げる羽目に陥るのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    こういう作品、理屈抜きに大好きなのだ。この作品が、都内では立川と新宿武蔵野館の2館だけってのは納得いかない。TOHOシネマズでも首都圏はたった2館だけで、そのうち1館が私が頻繁に利用する自宅から車で10分の劇場だったから良かったようなものの、前記の立川と武蔵野館のみだったら、おそらくわざわざ劇場へ出向くことはなかっただろう。しょーもないメジャーの大作なんかよりも、こういう作品をもっとシネコンで上映してほしいものだ。
 「世界で最も稼いだ俳優2016」のロック様ことドウェイン・ジョンソンだが、彼のコメディアンぶりは『センター・オブ・ジ・アース』でその片鱗はうかがえた。その才能がこの作品では完全リミッターを取っ払って発揮されたかのようで、久しぶりに洋画を観て声を出して笑った気がする。よく「アメリカ人と日本人では笑いの壺がちがう」と言われているが、私も同意見だ。けれども、この作品は日本人だのアメリカ人だのに関係なく、万人受けすることは間違いなしだ。
 もちろん、彼一人で笑いをとるために躍起になっていたのでは面白さも半減するというものだが、そこは相手方がこれまた「世界で最も稼いだコメディアン2016」のケヴィン・ハートとあって、息もぴったりの爆笑バディ・ムービーに仕上がっている。
 ロック様演じるボビーの高校時代を演じた役者の、本当にロック様を若くしたようなルックスなのは驚きで、最初はてっきりCGなんだろうと信じ切っていたほどだ。