評     価  

 
       
File No. 2692  
       
製作年 / 公開日   2016年 / 2017年11月11日  
       
製  作  国   イギリス  
       
監      督   ロネ・シェルフィグ  
       
上 映 時 間   117分  
       
公開時コピー   みんなで作る「最高の結末」  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジェマ・アータートン [as カトリン・コール]
サム・クラフリン [as トム・バックリー]
ビル・ナイ [as アンブローズ・ヒリアード]
ジャック・ヒューストン [as エリス・コール]
ヘレン・マックロリー [as ソフィー・スミス]
エディ・マーサン [as サミー・スミス]
ジェイク・レイシー [as カール・ランドベック]
レイチェル・スターリング [as フィル・ムーア]
ポール・リッター [as レイモンド・バーフィット]
ジェレミー・アイアンズ [as 陸軍長官]
リチャード・E・グラント [as ロジャー・スウェイン]
ヘンリー・グッドマン [as ガブリエル・ベーカー]
マイケル・マーカス [as アレックス監督]
リリー・ナイト [as ローズ・スターリング]
フランチェスカ・ナイト [as リリー・スターリング]
クローディア・ジェシー [as ドリス・クレイヴリー]
ステファニー・ハイアム [as アンジェリア・ラリー=トーマス]
 
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あ ら す じ    1940年、第二次世界大戦下のロンドン。 連戦連勝のドイツ軍からの絶え間ない空爆にさらされている街は、男性が次々と徴兵され、女性や子供、老人ばかりが残されていた。そんな中、コピーライターの秘書カトリン・コールが、徴兵されたライターの代わりに書いた広告コピーが情報省映画局の特別顧問トム・バックリーの目に留まり、彼女は新作映画の脚本家としてスカウトされる。
 彼女が描くのは、双子の姉妹が父親の漁船で海にこぎ出し、「ダンケルクの戦い」でドイツ軍の包囲から撤退するイギリス兵士を救う物語だった。新しい職に就いたカトリンは、スペイン戦争で足を負傷し、空襲監視員を務めながら画家の夢を諦めきれずにいる夫エリス・コールとの暮らしを守るため、なんとしても映画の仕事を成功させることを決意するのだった。
 情報省映画局からの出向する形で制作会社ベイカー・プロでの執筆がスタートしたカトリンは、バックリーとレイモンド・バーフィットの3人の共同で脚本化に挑戦する。だが滑り出しから、情報省のフィル・ムーアに呼び出しを食らってしまう。姉妹が乗る船ナンシー号のエンジン故障の場面が、英国の威信を傷つけるから脚本を直せと要求が入ったのだ。脚本のペアを組むバックリーからも容赦のないダメ出しをされ、厳しい検閲や政府の要望がある度に衝突しながら、脚本は進んでいった。
 やがてスタッフや役者が決まり、いよいよデヴォンでの3週間のロケが始まるが、監督はノンフィクションの経験しかなく、出足から不安がいっぱい。出演者のひとり、アンブローズ・ヒリアードは、かつて刑事ドラマシリーズで人気を博したプライドを捨て切れない落ち目の俳優だった。そんな彼も、戦争の空爆でエージェントのサミー・スミスを亡くし、代わりにその姉のソフィー・スミスが新しい代理人として、アンブローズに新境地を開かせようと奮闘していた。
 製作陣の足並みが揃わない中、軍部からの横やりが入る。アメリカの参戦を促すため、無理矢理に追加のキャスティングが決まったのだ。勇敢なアメリカ人を演出するため、アメリカ人パイロット、カール・ランドベックが加わることになったが、彼は演技経験が全くないズブの素人。そこでカトリンは、アンブローズを何とか説得して演技指導を頼むことに成功する。出演者たちで何度もリハーサルを繰り返しながら、少しずつ絆を深めて撮影は進んでいく。カトリンにとっても、映画作りは確実にやり甲斐のあるものになっていた。
 バックリーと仕事をしていく中で、2人は互いに親しみと好感を抱くようになる。そんな2人の情熱が、脚本にも次第に表れていった。自分が活躍するシーンを増やしたいアンブローズのわがままに付きっきりになっていたカトリンだが、ロンドンで個展を開いた夫のもとに帰るため撮影現場をあとにする。いつしか特別な存在となっていたバックリーと書き上げた脚本も、完成に近づいた。だが、撮影も終盤に差し掛かったころ、ロンドンは大規模な空爆に襲われる。破壊しつくされた街に打ちひしがれるカトリンだが、それでも最後まで映画を完成させようとあきらめずに奮闘する。しかし、最悪なことに、カトリンたちの前には最大の困難が待ち受けていた…。果たして脚本は完成し、映画を国民に届けることはできるのか・・・・・。
 
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たぴおか的コメント