評 価
File No.
2736
製作年 / 公開日
2017年 / 2018年02月09日
製 作 国
中 国
監 督
ジョン・ウー
上 映 時 間
110分
公開時コピー
追う者、逃げる者、魂の出会い。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
チャン・ハンユー
[as ドゥ・チウ]
福山 雅治
[as 矢村聡]
チー・ウェイ
[as 遠波真由美]
ハ・ジウォン
[as レイン]
桜庭 ななみ
[as 百田里香]
池内 博之
[as 酒井宏]
斎藤 工
[as 犯人A]
アンジェスル・ウー
[as ドーン]
TAO
[as 田中希子]
トクナガクニハル
[as 浅野雄二]
矢島 健一
[as 堂塔]
田中 圭
[as 北川正樹]
ジョーナカムラ
[as 青木]
吉沢 悠
[as 犯人B]
竹中 直人
[as 伊藤]
國村 隼
[as 酒井義廣]
倉田 保昭
[as 坂口秀夫]
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あ ら す じ
酒井社長
國村隼
率いる天神製薬の顧問弁護士である
ドゥ・チウ
がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・
田中希子
の死体が横たわっていた。現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走する。そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・
矢村聡
は、新人の部下・
百田里香
とともに独自の捜査で追っていく。
カギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者・
北川正樹
を3年前に失った謎の美女・
遠波真由美
だった。次々と警察の包囲網を潜り抜けていく被疑者に近づくほどに、この事件に違和感を覚え始め、次第に見解を変えていく矢村だったが、ついに真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功する。だが、手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・
レイン
と
ドーン
たちからの襲撃に立ち向かった矢村は、彼の無実を確信する。何者かによって捜査が妨害されるなか、身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人はともに手を組み、事件の真相に立ち向かうことを決意する。だが、そこには恐ろしくも、巨大な陰謀が待ち受けていた・・・・・。
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たぴおか的コメント
そもそもこの作品、西村寿行の『君よ憤怒の河を渉れ』が原作になっているという時点で既に、緻密なストーリー展開を期待しちゃいけないことに気づいた方がいい。主要人物がことごとく日・中の2カ国語を話せるというのはいくら何でもご都合主義だし、さらには主人公の2人があれほどの殺戮をしたんじゃ、いくら正当防衛とは言えお咎めなしなんてあり得ない。細かい理屈を気にしていては到底楽しめる作品じゃなく、合理的解釈など放棄してただアクションに身を委ねれば、それほど観られない作品じゃ ないと思う。つーか、何も考えずにアクションだけを観ていると、これが結構心地いい。
主演のチャン・ハンユーが御年53歳になるとは、後から知ってビックリ。実年齢よりもずっと若く見える。一方の福山雅治は、私は俳優じゃなくミュージシャンだと思っているから、とやかく言うのはやめたい。この作品で特筆すべきは、何と言っても女性陣が美人揃いという点なのだから。
遠波真由美やくのチー・ウェイに殺し屋・レインを演じた韓流女優ハ・ジウォン、そして日本からは桜庭ななみと3国の女優のそろい踏みはなかなか見応えがある。ついでに言うと、お世辞にも美人とは言い難い、レインの相棒のドーンを演じていたのが、ジョン・ウー監督の実娘だということは、エンド・クレジット後の福山と監督の対談で初めて知った。
邦題の『マンハント』や英語題の“
MANHUNT
”からは、あたかも人間狩りでも行われるのでは、なんて想像してしまうが、中国語題の『追捕』がシンプルで最も的を射ているだろう。追われる弁護士と追う刑事、それがいつしかバディ・ムービーに転化するというのはよくあるパターン。弁護士を演じるチャン・ハンユーが、追われる側だけに恥も外聞もかなぐり捨てて必死な様が伝わってくるが、一方の福山はと言えば・・・・・どんな役柄を演じてもカッコ良さを失わないのはある意味凄い(笑)。もっとも、どんな役柄を演じても彼自身にしか見えないJのT.K.よりは数段マシだけど。