評 価
File No.
2776
製作年 / 公開日
2017年 / 2018年04月20日
製 作 国
チ ェ コ / ス イ ス / イギリス / アメリカ
監 督
マイケル・アプテッド
上 映 時 間
98分
公開時コピー
真実をこじ開けろ
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ノオミ・ラパス
[as アリス・ラシーン]
オーランド・ブルーム
[as ジャック・オルコット]
トニ・コレット
[as エミリー・ノウルズ]
ジョン・マルコヴィッチ
[as ボブ・ハンター]
マイケル・ダグラス
[as エリック・ラッシュ]
マシュー・マーシュ
[as フランク・サッター]
マクラム・フーリ
[as ヤシッド・ハリール]
ブライアン・カスプ
[as エド・ロムリー]
フィリップ・ブロディ
[as ウィルソン]
エイメン・ハムドゥーチ
[as ラティーフ]
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あ ら す じ
東ロンドンの地区センターで、就職斡旋の仕事に励む
アリス・ラシーン
。だが、彼女の真の姿はCIA女性尋問官で、過激派の潜むこの街で囮捜査官としてテロリストの情報を集めていた。かつて尋問のスペシャリストとして華々しく活躍していたアリスだが、2012年にパリのテロ事件の首謀者を尋問した際に、自供させたが犯行を阻止できず、24人の犠牲者が出たことを今も重く受け止めていた。当時の上司の
エリック・ラッシュ
から「君のせいじゃない」と言われても、自らを許すことができずにいたのだった。
そんな中CIAは、イスラム教の指導者
ヤシッド・ハリール
が、英国でテロを決行せよとの指示を使者の
ラティーフ
に託したという情報を掴む。指示を与える相手は、ハリルを師と仰ぐ男で、恐ろしい病原体によるバイオテロを企てているというのだ。
ラティーフの身柄の拘束に成功したCIAは、彼から密会の詳細を聞き出し、使者をすり替えてテロを止めるという作戦を立てる。だが、ドイツから呼びよせた尋問官が何者かに殺されてしまい、ヨーロッパ部門長の
ボブ・ハンター
は、代わりの尋問官にアリスを指名する。翌日、ロンドン支局の
フランク・サッター
と名乗る男が現れ、アリスをラティーフの元へと連れて行く。アリスはラティーフと対面すると、2年間のブランクをものともせず、密会の手順と合言葉を聞き出すのだった。
しかしその時、本部の
エド・ロムリー
から電話が入り、「至急ロンドンで尋問を頼む」と言うのだ。「もう始めている」と戸惑うアリスに、「ロンドン支局には、まだ話していない」と驚くロムリー。罠だと気づいたアリスはラティーフを連れて逃げるが、激しい銃撃戦へと発展し、ラティーフは撃ち殺されてしまう。
CIA内部に裏切り者がいるらしい、そう気づいた時には、既に追っ手はアリスの目の前に迫っていた。逃げ込んだ先でラッシュは銃弾に倒れ、アリスは彼の指示したマンションへと避難する。だが、部屋には盗みに入っていた
ジャック・オルコット
という思わぬ先客がいた。アリスは彼を縛り上げると、電話線に細工をし、固定電話から本部へと連絡する。向かいの棟に逆探知で駆け付けたロンドン警視庁の特殊部隊を確認したアリスは、今や自分が容疑者リストのトップだと知らされるのだった。
力になると名乗り出た元海兵隊員のジャックを相棒にしたアリスは、信頼を寄せるMI5の捜査官
エミリー・ノウルズ
に、ある作戦を持ちかける。果たして、アメリカと英国の両政府に追われながら、恐るべきバイオテロを阻止することはできるのか?そして、裏切り者の正体とは・・・・・?
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たぴおか的コメント
デビュー作でもある『ミレニアム』3部作で一気にハリウッド進出を果たしたノオミ・ラパス、これまでは地味〜な役柄が多かったところへもってきて、今回は久しぶりに彼女の持ち味が発揮させることを期待。ただ、それだけではちょっと弱いなぁ、と劇場で観るのを迷ったところだが、この手の作品にしてはキャストが豪華で、オーランド・ブルーム、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチ、それにマイケル・ダグラスまでが出演するとあって、尺も短いことだし気楽に劇場で観てみた。
オーランド・ブルームの役回りがどんなものなのかがひとつの楽しみだったが、観てみると彼が何故クレジットの2番目になっているのかが理解不能。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』でのレゴラス役、『パイレーツ・オブ・カリビアン』でのウィル・ターナー役を演じて、おまけにミランダ・カーと結婚だなんて、羨ましいかぎりだったのだが、その後はなぜか急降下となったオーリーだが、この作品でも実に薄っぺらいキャラを演じていて残念。
作品自体は尺の短さもあり、テンポよく間延びすることもなく、ラストまで一気に連れて行かれる。そして、事件の黒幕があの人物だったとは・・・・・間抜けな私は全く気づかなかっただけに、その意外性にしてやられた感がある。