評 価
File No.
2811
製作年 / 公開日
2017年 / 2018年06月23日
製 作 国
アメリカ
監 督
ウディ・アレン
上 映 時 間
101分
公開時コピー
まわる、まわる。秘密の恋が回る。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ジム・ベルーシ
[as ハンプティ]
ジュノー・テンプル
[as キャロライナ]
ジェスティン・ティンバーレイク
[as ミッキー]
ケイト・ウィンスレット
[as ジニー]
ジャック・ゴア
[as リッチー]
デヴィッド・クラムホルツ
[as ジェイク]
マックス・カセラ
[as ライアン]
トニー・シリコ
[as アンジェロ]
スティーヴ・シリッパ
[as ニック]
デビ・メイザー
トーマス・グイリー
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あ ら す じ
遊園地のレストランでウェイトレスとして働く
ジニー
は、かつては女優として舞台に立っていたが、今は回転木馬の操縦係を務める夫・
ハンプティ
、自らの連れ子
リッチー
の3人で観覧車が見える部屋で暮らしていた。
彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のバイトをしている
ミッキー
と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来を夢見ていたのだ。ところがある日、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティーの娘・
キャロライナ
が現れた事をきっかけに、すべてが狂い始める・・・・・。
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たぴおか的コメント
良くも悪くも、ここ最近のウディ・アレンらしい作品だ。不倫によろめく人妻・ジニー(ケイト・ウィンスレット)と、不倫と恋愛の間で右往左往する青年・ミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)、そしてミッキーに絡むギャングに追われる若い女・キャロライナ(ジュノー・テンプル)の3人が繰り広げるドラマなのだが・・・・・個人的にはもっとブラックなウィットというスパイスを利かせて欲しかった。影があるから光が映えるのと同じで、ただ滑稽なだけでは「だから、どうした?」でおわってしまいそう。キャロラインを探すギャングもどこか抜けていそうで、今ひとつ危機的状況という緊迫感に欠けるのだ。ウディ・アレンもさすがに寄る年波には勝てないということなのだろうか。
そんな作品だが、ひとり熱演で気を吐いているケイト・ウィンスレットはさすが。ここ最近では『ダイバージェント』シリーズで悪役・ジェニーンを演じていた時には、「コイツ、いっぺん刺してやろうか!?」なんて思うほど憎々しげなキャラクターでありながら、この作品では女優の夢に破れてカフェでバイトする人妻がしっくりと似合っている。彼女の老獪な演技の前では、ジャスティン・ティンバーレイクもまだまだケツが青い、と思わせる。ジュノー・テンプルの美しさがこの作品の清涼剤となっているが、彼女を観るのはこれが初めてではなく、その割にはかつて観た作品での印象が残っていないのは、演じていた役柄のせいなのか、それとも彼女の存在感が今ひとつだったのか。今後に期待したい。