評     価  

 
       
File No. 2857  
       
製作年 / 公開日   2018年 / 2018年09月14日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   マーク・フォースター  
       
上 映 時 間   104分  
       
公開時コピー   親友のプーがロンドンにやってきた
僕が忘れた「大切なモノ」を届けるために
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ユアン・マクレガー [as クリストファー・ロビン]
ヘイリー・アトウェル [as イヴリン・ロビン]
ブロンテ・カーマイケル [as マデリン・ロビン]
マーク・ゲイティス [as ジャイルズ・ウィンズロウ]
オリヴァー・フォード・デイヴィス [as ウィンズロウ社長]
 
声 の 出 演   ジム・カミングス [as プー/ティガー]
ニック・モハメッド [as ピグレット]
ブラッド・ギャレット [as イーヨー]
ソフィー・オコネドー [as カンガ]
ピーター・キャパルディ [as ラビット]
ソフィー・オコネドー [as カンガ]
サラ・シーン [as ルー]
トビー・ジョーンズ [as オウル]
日本語吹替   堺 雅人 [as クリストファー・ロビン]
吉成 翔太郎 [as 子ども時代のクリストファー・ロビン]
園崎 未恵 [as イヴリン・ロビン]
遠藤 璃菜 [as マデリン・ロビン]
坂東 尚樹 [as ジャイルズ・ウィンズロウ]
かぬか 光明 [as プー]
玄田 哲章 [as ティガー]
石塚 勇 [as イーヨー]
小形 満 [as ピグレット]
上田 敏也 [as オウル]
龍田 直樹 [as ラビット]
片岡 富枝 [as カンガ]
木村 皐誠 [as ルー]
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あ ら す じ    少年クリストファー・ロビンが、“100エーカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った。大人になったクリストファー・ロビンは、妻のイヴリンと娘のマデリンと共にロンドンで暮らし、仕事漬けの忙しい毎日を送っていた。ある日クリスファー・ロビンは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、上司のジャイルズ・ウィンズロウから無理矢理仕事を任されてしまう。会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー・ロビン。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れる。
 プーに「森の仲間たちが見つからない、一緒に探してほしいんだ」と頼まれたクリスファー・ロビンは、子供の頃プーたちと過ごした“100エーカーの森”へ。何一つ変わらないプーやピグレットティガーイーヨーカンガルーの親子。仲間たちとの再会に喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事に戻らなければならないことを思い出す。「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」と、悲しむプーたち。急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてしまう。
 一方、クリストファー・ロビンの忘れものに気づいたプーと仲間たちは、マデリンの助けを借り、親友のため、初めて“100エーカーの森”を飛び出し、ロンドンへと向かう。クリストファー・ロビンが忘れてしまった、本当に「大切なモノ」を届けるために・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    最寄りのTOHOシネマズでは字幕版の上映がなく、元々劇場で観るのをやめようか思っていたこともあり、吹替版と気づかずにテキトーに予約したのが失敗。ユアン・マクレガー演じるクリストファー・ロビンの第一声を聞いた途端、堺雅人だとハッキリわかる声のせいで、ユアンが何をどう演じても堺雅人の顔が浮かんできて仕方なかった。やはり日本語吹替版の洋画はアニメ限定だと再認識させられた。
 プーって動物のクマだとずっと思い込んでいたが、実はぬいぐるみのクマだったのだと初めて知った。だったら、別にハチミツが好物じゃなくてもいいだろうし、同じクマのぬいぐるみだったらパディントンやテッドといったキャラもあり、特にプーが他と際だった特徴があるわけでもない。際だった特徴と言えば、あの毒舌で悪ノリが過ぎるテッドの方が数倍面白いと思う。だから、劇場で観る意欲にあまり駆られることがなかったのだ。
 観てみると予想通り前半はちょっと退屈気味。特に、プーのキャラがあまりにものんびりし過ぎていて、観ていてイライラさせられる始末だった。だから、面白く思えたクリストファー娘・マデリンと組んで、クリストファーに書類を届けるためにロンドン行きを企てる辺りからだった。最後はディズニー作品らしく、予想通りクリストファーが昔の気持ちを取り戻して家族とも円満に、というお約束の結末だった。まぁ、クリストファーの上司のジャイルズが、部下には休暇を返上で仕事させておいて、自分も仕事をすると嘘をついてゴルフに興じるという、画に描いたようなダメ上司で、それが社長にバレて大目玉を食らうところが、唯一快感を覚える展開だった。