評     価  

 
       
File No. 2898  
       
製作年 / 公開日   2017年 / 2018年11月23日  
       
製  作  国   中  国  
       
監      督   レオ・チャン  
       
上 映 時 間   109分  
       
公開時コピー   伝説が生まれ変わる  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジャッキー・チェン [as リン・トン]
ショウ・ルオ [as リ・スン]
オーヤン・ナナ [as ナンシー(シーシー)]
エリカ・シアホウ [as スー]
カラン・マルヴェイ [as アンドレ]
テス・ハウブリック [as 女殺し屋]
 
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あ ら す じ    国際捜査官リン・トンは、危篤に陥った幼い娘を見守ろうと入院先の病院へ急ぐ中、急遽証人警護にかり出されてしまう。証人はかろうじて守ることができたものの、現れた不死身の謎の敵アンドレと戦って多くの警官が命を失い、リン自身もまた瀕死の重傷を負ってしまう。
 それから13年後。かつての事件を元ネタにした小説「ブリーディング・スティール」の出版をきっかけに、黒ずくめの犯罪組織の女殺し屋や謎のハッカー、リ・スンらが動き出す。彼らの標的は、オーストラリアの大学に留学するの中国人少女ナンシーで、彼女を監視していたリンも、かつての部下スーと合流し、ナンシーを守るために否応なく戦いに巻き込まれていく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント     これは・・・・・ダメでしょう。ジャッキー作品に、のっけからあんな殴られようが蹴られようが表情一つ変えず、挙げ句は車でプレスされようがビクともしない、ターミネーターもどきのバケモノを登場させちゃ。ジャッキー作品の醍醐味は、やっぱり生身の人間同士の肉弾戦なんだから。たとえ、それを体現しているのがジャッキー自身じゃなくなったとしても。
 この作品、邦題は『ポリス・ストーリー』となっているが、原題は『警察故事』じゃないから、あくまで『ポリス・ストーリー』とは別の独立した作品として制作されたのだろう。それを、日本の配給元が『ポリス・ストーリー』のシリーズ人気に便乗してしまえとばかりに、強引に『ポリス・ストーリー』を邦題にしてしまったというところだろう。だから、今までの通例だった、警察という組織の中での一警官の活躍といった体裁もとっていないし、作品のメインとなる冒頭から13年経過した後には、リンもどうやら警察を引退してしまっているようだし。確かに、タイトルに『ポリス・ストーリー』が付くのとそうじゃないのとでは、集客率にも影響するだろうと思うし、事実私自身も『ポリス・ストーリー』に釣られてしまったクチなのだけど。
 今までのように、理解しやすさが抜群だった『ポリス・ストーリー』と違い、この作品では13年後に場面が転じて、舞台はオーストラリアになるし、ひとりの女子大学生とハッカーオタクの青年、それに魔女や女殺し屋が登場して、混乱させられることは必至。しかも、リンが女子大生のストーカーと誤解されかねない立場にいるためになおさらだ。決して謎解きが主のミステリー作品じゃないんだから、もうちょっと分かり易い展開にしてもらいたかった。
 この作品の見所はと言うと、私の個人的な意見を言わせてもらうならば、エリカ・シアホウが演じるリンの元部下・スーと、テス・ハウブリックが演じる女殺し屋の2人の女優が演じるキャラクターだ。
 エリカ・シアホウはアッサリした顔立ちでショートカットの典型的な美人で、個人的にはストライクど真ん中。一方のテス・ハウブリックはエリカと真逆のとにかく濃〜い顔立ちで(正直、私の好みからいうとお世辞にも美人とは言い難いのだが)、その2人が見せてくれるアクションは見事。60歳を超えたジャッキーが過激なアクションを見せられない分を補おうと言わんばかりにスクリーン狭しと暴れ回るのは、観ていて爽快だ。
 また、成長したリンの娘・シーシーを演じたオーヤン・ナナ(欧陽娜娜)、調べてみてそのトンデモない経歴には驚かずにはいられない。’70年代に「雨の御堂筋」、’80年代には「ラブ・イズ・オーヴァー」をヒットさせたあの欧陽菲菲の姪とのことなのだが、それよりも凄いのは、有名な指揮者やピアニストを輩出した超名門音楽学校カーティス音楽院に史上最年少で入学したという逸材とのこと。しかも、13歳で出演した映画『北京愛情故事』で人気が爆発し、“死角ゼロの超絶美少女”(←いくらなんでも言い過ぎじゃ・・・ ^-^;)という凄まじいほどの呼び名が付けられているとか。