評 価
File No.
2909
製作年 / 公開日
2018年 / 2018年12月07日
製 作 国
日 本
監 督
中島 哲也
上 映 時 間
134分
公開時コピー
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
岡田 准一
[as 野崎和浩]
黒木 華
[as 田原香奈]
小松 菜奈
[as 比嘉真琴]
青木 崇高
[as 津田大吾]
柴田 理恵
[as 逢坂セツ子]
太賀
[as 高梨重明]
志田 愛珠
蜷川 みほ
伊集院 光
[as 店長]
石田 えり
松 たか子
[as 比嘉琴子]
妻夫木 聡
[as 田原秀樹]
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あ ら す じ
フリーのライター、
野崎和浩
のもとに、
田原秀樹
が相談者として訪れる。最近、彼の身の回りでは超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言うのだ。田原は、妻・
田原香奈
と幼い一人娘
知紗
に危害が及ぶことを恐れていた。
野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢の
比嘉真琴
とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。秀樹の友人で民俗学者の
津田大吾
によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物ではないかと言う。
対抗策を探す野崎と真琴。そして、幼き日の記憶を辿る秀樹。「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。どんどんエスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出する中、真琴の姉で日本最強の霊媒師・
比嘉琴子
の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた。彼らは果たして、“あれ”を止めることができるのか!?
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たぴおか的コメント
う〜ん・・・・・何なんだろうね、この作品。キャストは豪華なのだが、どうも今までの作品を観た経験から、中島哲也監督とはあまり相性がいいとは言えず、この作品もその相性の悪さだけが際立っていたのかも知れない。予告編には「怖いけど、面白いから、観てください。」なんてあったけど、観てみたら怖くないし、ましてや面白くなんかない。中島監督、“怖がらせる方法”を勘違いしているのでは?と勘繰りたくなる。準主役と言っていい、妻夫木聡演じる田原秀樹をああいう形で終わらせて、それで観ている者が怖がるとでも?ひたすらスプラッタシーンを見せれば、それで観客が怖がるとでも?否。ただ単にグロいだけで、目の肥えた観客をそんなもので煙に巻こうとしても無理無理。この手の作品を作るなら、改めてホラーというものを勉強し直した方がいい。
年末にTOHOシネマズのフリーパスポートを入手する予定だから、通常ならもう一度観てみたいところだが、またあの映像に120分を超える長時間にわたって拘束されるのは、正直言ってごめんこうむりたいと思わせる、時間の無駄遣い。そして、豪華キャストの無駄遣い。
やたら“あれ”が連発されて、その“あれ”っていったい何なのかと調べたら、原作の小説のタイトル『ぼぎわんが、来る』を見るだけで明らかだ。ちなみに、“ぼぎわん”が何物かというと、ある人に狙いを定め山へ連れ去るという、三重県に伝わる妖怪とのことらしい。そしてこの“ぼぎわん”はさらにヨーロッパの伝説上の怪物“ブギーマン”が起源になっているという説が。それはともかく、オフィシャルサイトの“STORY”を見ると、その中に敢えて“ぼぎわん”と記載しておきながら、わざわざ塗りつぶして“あれ”の正体を隠そうとするなど、手の込んだ真似をしている。そんないわば“枝葉末節”にまで凝る余力があるくらいだったら、本筋をもっと何とかしてくれぃ!