評     価  

 
       
File No. 2910  
       
製作年 / 公開日   2018年 / 2018年12月14日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   平川 雄一朗  
       
上 映 時 間   109分  
       
公開時コピー   大事なものなんて、
見つからないと思ってた。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   土屋 太鳳 [as 春野美月]
北村 匠海 [as 浅倉永久]
小関 裕太 [as 神山亜哉]
磯村 勇斗 [as 若宮恭介]
杉野 遥亮 [as 多田竜二]
稲葉 友 [as 宮本瑠衣]
泉 里香 [as 柏木ナナセ]
佐生 雪 [as 山田レイナ]
緒川 たまき [as 神山ユーコ]
 
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あ ら す じ    高校入学を機に“脱・ぼっち”を目指す春野美月だが、何をやっても上手くいかない。そんな美月のバイト先に、浅倉永久若宮恭介多田竜二宮本瑠衣の、校内で人気のバスケ男子4人が突然現れる。彼らの目的は、竜二が美月のバイトの同僚・柏木ナナセに告白するためだった。
 ナナセと間違って呼び出された美月は、竜二から散々けなされてショックを受けるが、その日から平凡だった美月の毎日々は大きく変わっていく。一見チャラいが実はバスケに真剣で、仲間を大事にする4人の素顔を知り、美月は次第に心を許していく。そして、そんな美月を「大事なものがきっと見つかると思う」と励ます永久。
 お互いが気になり始めた2人だが、そんな時美月の幼なじみの神山亜哉が現れる。美月が女の子と思い込んでいた亜哉は、天才バスケ選手として名を馳せるていて、そんな亜哉は美月に「僕の気持ちは変わらない」と告白するのだった。
 やがてバスケの全国大会が始まり、美月らの清凌高校の前に亜哉がいる鳳城高校が強豪として立ちはだかる。永久VS亜哉の全国大会出場、そして恋を賭けた勝負が始まる・・・・・!
 
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たぴおか的コメント    少女コミックの原作を実写化した作品だが、この手の作品は何か他と差別化を図るような突出した“売り”がなければ弱い。例えば、『ういらぶ』の平野紫耀演じるドSキャラや桜井日奈子の超ネガティブ女子とか。なのに、この作品は一体何が売りなのかさっぱりわからず、主演の土屋太鳳人気におんぶに抱っこという結果になってしまっている気がする。いくら土屋太鳳でもそろそろ飽きられてくる頃だし、だったらなぜ観たのかとジモンしてみるが、冷静に考えてみると確たる理由が何もなく、やはり土屋太鳳というネームでついつい、ってことだったと気がついた(笑)
 登場人物の中で、圧倒的に小関裕太演じる神山亜哉が気色悪くて、生理的に受け付けない。ロン毛はともかくとしても、あの金髪は一体何なんだ?あの亜哉が女性の目から見てカッコイイとかイケメンだとかに映るとしたら、全く世も末だ。そもそも、いくら幼かったとはいえ、男の子を女の子だと信じ込んでいたなんて話、無理がありすぎる。だから、これを観ていても登場人物に感情移入することなどまったくなく、ただただ異次元の夢物語として醒めた目で観るしかなかった。
 これは『キミスイ』でも感じていたことなのだが、北村匠海の演技が上手いとはどうしても思えないのも致命的だ。ついでに言わせてもらえば、何とか下手には見えないよう頑張ってるんだろうけど、バスケも決して上手くない(笑)。