評     価  

 
       
File No. 2914  
       
製作年 / 公開日   2018年 / 2018年12月21日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   河合 勇人  
       
上 映 時 間   117分  
       
公開時コピー         

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   中島 健人 [as 一条楽]
中条 あやみ [as 桐崎千棘]
池間 夏海 [as 小野寺小咲]
島崎 遥香 [as 橘万里花]
岸 優太 [as 舞子集]
青野 楓 [as 頼誠士郎]
河村 花 [as 宮本るり]
GENKING [as 本田曜子]
松本 まりか [as 日原敦子]
丸山 智己 [as 佐々木竜之介]
加藤 諒 [as ゴリ沢]
団 時朗 [as アーデルト]
宅麻 伸 [as 一条一征]
DAIGO [as クロード]
 
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あ ら す じ    極道“集英組”の一人息子・一条楽は、勉強一筋の真面目な性格で、同じクラスの女の子・小野寺小咲に密かに思いを寄せるフツーの高校生だった。そんな彼の暮らすにある日、転校生がやってくる。これが、楽と金髪&ハーフのキョーレツ女子・桐崎千棘との宿命的な出会いだった。
 実は千棘は集英組と真っ向から対立するアメリカのギャング組織“ビーハイブ”のボス・アーデルトの一人娘だった。そして、あろうことか性格真逆で相性最悪の2人は、抗争寸前な親の組織の仲をとりもつため、強制的に恋人のフリをさせられることになってしまう・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    コミックの原作を実写化したドタバタコメディって・・・・・まぁ、こんなもんでしょう。中島健人のファンでもなければ、中条あやみの崇拝者でもない私だから、「バカバカしいけど時間つぶしくらいにはなるだろう」程度のノリで臨んだから、期待通りと言えば言える内容で、「金返せ」モードにも陥らずに無事生還することができたのは救いだった。
 同じ中条あやみ主演でも、『3D彼女 リアルガール』の方がまだ感情移入の余地もあったが、この作品ほど現実離れしてしまうと、それはそれで逆に爽快感さえ感じられる。DAIGOもあんな役柄を、よく真剣な顔で最後まで演じきれるものだ。私なら途中であまりのバカバカしさに苦笑モードに陥ってしまい、顔に締まりがなくなってしまいそうだ。中島健人演じる楽が、中条あやみ演じる千棘を表して言った「金髪暴力ゴリラ女」という例えだけは面白いと思えるけど。この作品での収穫はただ一つ、小野寺小咲を演じた池間夏海の可愛さくらいだろうか。TOHOシネマズでの映画のCMも、中島健人でも中条あやみでもなく、彼女が単独で撮られていたし。
 というわけだから、見た目ではもちろんのこと、性格的にも千棘なんかより小咲の方が数段上で、だからラストで楽がどういう選択をするかは、もはや予定調和を通り越した鉄板であるにもかかわらず、疑問を感じずにはいられない。つまり、彼に共感できないって事だ。ちなみに、楽のあの髪留め、一体何の意味があるの?