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評 価
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File No. |
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2933
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製作年 / 公開日
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2018年 / 2019年01月25日
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製 作 国
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イタリア / アメリカ
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監 督
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ルカ・グァダニーノ |
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上 映 時 間
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152分
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公開時コピー |
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決してひとりでは
見ないでください。
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最初に観たメディア |
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キ ャ ス ト |
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ダコタ・ジョンソン [as スージー・バニヨン]
ティルダ・スウィントン [as マダム・ブラン/ヘレナ・マルコス]
ルッツ・エバースドルフ(=ティルダ・スウィントン)[as ジョセフ・クレンペラー博士]
ミア・ゴス [as サラ]
クロエ・グレース・モレッツ [as パトリシア]
アンゲラ・ヴィンクラー [as Missタナー]
イングリット・カーフェン [as Missヴェンデガスト]
エレナ・フォキーナ [as オルガ]
シルヴィー・テスキュー [as Missグリフィス]
クリスティーン・ルブット [as Missバルフォー]
ファブリツィア・サッキ [as パヴラ]
マウゴーシャ・ベラ [as スージーの母/死]
ジェシカ・ハーパー [as アンケ]
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あ ら す じ |
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1977年、ベルリンを拠点とする世界的に有名な舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”に入団するため、スージー・バニヨンは夢と希望を胸にアメリカからやってきた。初のオーディションでカリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、すぐに大事な演目のセンターに抜擢される。
そんな中、マダム・ブラン直々のレッスンを続ける彼女のまわりで不可解な出来事が頻発し、ダンサーが次々と失踪を遂げる。一方、心理療法士クレンペラー博士は、患者であった若きダンサー、パトリシアの行方を捜すうち、舞踊団の闇に近づいていく。やがて、舞踊団に隠された恐ろしい秘密が明らかになり、スージーの身にも危険が及んでいた・・・・・。
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たぴおか的コメント |
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これは賛否両極端に分かれるだろうな・・・・・。1977年に公開された伝説のホラー『サスペリア』のリメイク版だが、同じのは舞台設定だけで、結末も全く異なるから、これではリメイクじゃなく同じ『サスペリア』というタイトルを冠しているものの別作品と言った方がいい。
そもそも、150分を超えるという長尺のホラー作品を私は知らない(知らないだけで存在するのかもしれないが)。ホラーなんて短時間でたたみかけるように怖がらせてこそで、2時間半を超えるとなると間延びしてしまうのは避けられない。そのせいだけでもないが、今回の『サスペリア』はハッキリ言って全然怖くないし、面白いとも思えない。
もしもこれが『サスペリア』ではなく、別のタイトルが付けられている作品だったら、全く見方もかわっていただろうし、評価も異なっていたはず。が、『サスペリア』である以上は、77年のそれと同等以上の怖さの純粋なホラー作品であるべき。77年のオリジナルを劇場でリアルタイムに観たファンにとって、そこは譲れないところなのだ。こんなオリジナル作と全く異なるベクトルを持った作品を作ったのか、その辺りがよくわからない。評価を今年最低の星3個とした理由も、そこにある。
主演が『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズのダコタ・ジョンソンというのは意表を突いていたが、ティルダ・スウィントンと共にグァダニーノ監督作『胸騒ぎのシチリア』で起用されていて、そこで監督に気に入られてのキャスティングなのかもしれない。体型を見ると、この作品のためかずいぶんと絞り込んだんじゃないかと思う。
この作品で唯一私の興味を惹いたのが、ティルダ・スウィントンの驚異の一人三役だ。女性を演じるならともかく、1936年生まれのドイツの精神分析医であるルッツ・エバースドルフというクレンペラー博士という老紳士に扮しているのだ。出番も少なくないうえに、果ては全裸シーンすらあったというのに、私は全く気づかなかった。ちなみに、このティルダの一人三役は、公開前はトップ・シークレットだったようだ。本人も「クレンペラー博士役を誰が演じているのか?」と尋ねられた際には、「ルッツ・エバースドルフ」と答えていたらしい。
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