評     価  

 
       
File No. 2941  
       
製作年 / 公開日   2019年 / 2019年02月08日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   こだま 兼嗣  
       
上 映 時 間   95分  
       
公開時コピー         

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト   神谷 明 [as 冴羽リョウ]
伊倉 一恵 [as 槇村香]
飯豊 まりえ [as 進藤亜衣]
山寺 宏一 [as 御国真司]
一龍斎 春水 [as 野上冴子]
玄田 哲章 [as 海坊主]
小山 茉美 [as 美樹]
大塚 芳忠 [as ヴィンス・イングラード]
戸田 恵子 [as 来生瞳/来生泪]
坂本 千夏 [as 来生愛]
徳井 義実 [as コニータ]
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ    裏社会ナンバーワンの腕をもつスイーパー・冴羽リョウは、新宿に事務所を構えて相棒の槇村香と様々な依頼を受けている。ある日、何者かに襲われたモデルの進藤亜衣が、シティーハンターとの連絡手段である新宿の掲示板に“XYZ”を書き込む。
 現れたシティーハンターは、腕は確かだったものの、予想外のケベ心丸出しな有様に亜衣は戸惑う。そんな亜衣にお構いなく、リョウは撮影スタジオで更衣室を覗いたりと、相変わらずもっこり全開のやりたい放題だった。ところが、亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT企業の社長・御国真司は、なんと香の幼馴染だった。撮影現場で久々に香と再会した御国は、早速彼女をデートに誘うのだった。
 一方、海坊主美樹は、傭兵が新宿に集結する、という情報を入手する。そして、傭兵達は何故か亜衣を狙うのだった。敵の正体を探る警視庁の野上冴子が直面する巨大な陰謀。来日する大物武器商人・ヴィンス・イングラードと最新兵器。そして、御国の登場により、すれ違うリョウと香。
 果たしてリョウは、亜衣と新宿を護りぬくことができるのか・・・・・!?
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント    どうでもいいけど、冴羽リョウのリョウの字(獣偏に尞)、ExcelやWord上では問題なく変換・表示されるのだが、エンコードの関係で私が使用しているテキスト・エディタでは文字化けして表示されない。Webでは使わない方が無難だってことかな?と思い、上本意ながらカタカナ表示にした。
 劇場作品としては前作から29年たって製作された、今回の『新宿プライベート・アイズ』。まるで北条作品の集大成のような作品で、『キャッツ・アイ』の来生三姉妹までが登場しているし、主題歌もTMNの『Get Wild』を筆頭に小比類巻かほるの『CITY HUNTER~愛よ消えないで~ 』、大澤誉志幸の『ゴーゴーヘブン』のオンパレードときている。そして何よりも、吹き替えを担当する声優が、TVシリーズとほとんど変わらない配役だったのは嬉しい。ただ、個人的には来生三姉妹は、大して重要な役割もないのに無理矢理参加させた感があって、余計だったと思う。決して嫌いなキャラクターじゃないんだけどね。
 ストーリーも、日本のIT企業が世界の武器商人に大量殺戮兵器を売るという、スケールが大きいものになっているが、その分ちょっと作りが雑なように思える。リョウのもっこり度合いも取って付けたようで少々物足りないし、クライマックスでのドローンとの戦いも、あんな簡単に勝負がついていいのだろうか、と。あれじゃ、世界各国の武器証人たちも二の足を踏むんじゃないかな(笑)。
 この作品へのコメントで、リョウの声を担当する神谷明さんが、「ルパンのように時々帰ってこられたらいい《とおっしゃっているようで、ファンに対しては嬉しい限りのコメントだ。とは言え、ルパンでの晩年の紊谷悟朗さんが、もはやセリフに全くキレが無くて、銭形のセリフを聴いるだけで悲しくなった。神谷さんもすでに70歳を超える高齢で、どこまで頑張っていただけるのだろうか。