評     価  

 
       
File No. 2944  
       
製作年 / 公開日   2018年 / 2019年02月08日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジェームズ・ワン  
       
上 映 時 間   143分  
       
公開時コピー   海中で、暴れろ。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジェイソン・モモア [as アーサー・カリー/アクアマン]
アンバー・ハード [as メラ]
ウィレム・デフォー [as バルコ]
パトリック・ウィルソン [as オーム王]
ニコール・キッドマン [as アトランナ]
ドルフ・ラングレン [as ネレウス王]
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世 [as マンタ]
テムエラ・モリソン [as トム・カリー]
ルディ・リン
マイケル・ビーチ
ランドール・パーク
グラハム・マクタヴィッシュ
 
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あ ら す じ    海底には人類に知られざる巨大な帝国アトランティスがあった。ある日、訳あって帝国を逃げ出したアトランティスの女王・アトランナは、海辺に打ち上げられているところを、灯台守のトム・カリーに助けられる。やがて愛を育み合った2人は、ひとりの男の子を授けられる。彼、アーサー・カリーこそは、海の生物すべてと意思疎通できるアクアマンだった。
 2つの世界をひとつにまとめる使命を託され、たくましく成長したアクアマン。そんな彼の前に、ある日海底国ゼベルの王女メラが現われ、アクアマンの異父弟でありアトランティス王国の若き王オームが、海を汚し続ける人類に怒り地上征服に乗り出したと告げる。オームの暴走を止めてほしいというメラに懇願され、渋々ながらも過酷な戦いに身を投じていくアクアマンだったが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    すでに『ジャスティス・リーグ』でスクリーンデビューを果たしている、DCコミックのキャラクター・アクアマンの誕生にまつわる作品。アクアマンにジェイソン・モモア、メラ役にアンバー・ハードが引き続き出演しているのは当然として、それ以外のキャストが思いのほか豪華だった。
 とにかくアクアマンはジェイソン・モモアのハマリ役・・・・・と言うより、彼のためにあるような役柄で、こうなった以上は別の俳優がアクアマンを演じることはできないだろうし、もし他の俳優をキャスティングしたならば、その作品のキャスティングに非難が集中すること間違いなしだ。『コナン・ザ・バーバリアン』で初めて観て以来衰えることのない体躯にワイルドなルックスが相俟って、ジャスティス・リーグの面々の中でも最も魅力的なキャラクターへとのし上がったのは間違いない。
 最初に海岸に打ち上げられている女性を、アクアマンことアーサー・カリーの父であるトムが発見するところからストーリーが展開していくのだが、その女性がどう見てもニコール・キッドマンにしか見えなくて、何度も自分の目を疑った。結論を言えば本人なのだから彼女にしか見えないのは当然だけど(笑)、この完全に意表を突かれた感は『アントマン』でマイケル・ダグラスを観た時以来だろうか。そして、他にもウィレム・デフォーやパトリック・ウィルソンといった面々が、重要なキャストを担っている。
 ジェイソン・モモアが好きな俳優だとは以前にもどこかで書いた覚えがあるが、私にとってこの作品の最大の見所は、何と言ってもアンバー・ハードの存在だ。その意味では、中盤以降はジェイソンと共に出ずっぱりだったのは嬉しい限りで、激しいアクションシーンも体当たりで演じてくれているから、観ている私としては眠気なんて感じている暇もないというものだ。
 海中でのバトルが一体どう描かれているのか、それがこの作品の最大の見所だ。まぁ、海中とは言っても実際に水の中で撮影されているはずはなく、すべてはCGのなせる業なわけで、改めて現在のCG技術では描くことができないものはないことを、改めて見せつけられたことになる。とにかく、この手の作品で細かいストーリーにとやかく難癖付けるのは野暮ってもので、痛快なアクアマンの大暴れを堪能できればいいわけで、その結果が全世界で既に日本円で1,200億を超える興収をたたき出していることが何よりの証拠だろう。。