『翔んで埼玉』　in たぴおかの雑の鉄人

評　　　　価

File No.

2953

製作年／公開日

22018年／ 2019年02月22日

製　　作　　国

日　　本

監　　　　　督

武内　英樹

上　映　時　間

106分

公開時コピー

空前絶後の
ディスり合戦開幕！

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最初に観たメディア

Theater

Television

Video

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キ　ャ　ス　ト

二階堂ふみ［as 壇ノ浦百美］
GACKT ［as 麻実麗］
伊勢谷友介［as 阿久津翔］
ブラザートム［as 菅原好海］
麻生久美子［as 菅原真紀］
島崎遥香［as 菅原愛海］
成田凌［as 五十嵐春翔］
中尾彬［as 壇ノ浦建造］
間宮祥太朗［as 埼玉県人の青年］
加藤諒［as 下川信男］
益若つばさ［as おかよ］
武田久美子［as 壇ノ浦恵子］
麿赤兒［as 西園寺宗十郎］
竹中直人［as 神奈川県知事］
京本政樹［as 埼玉デューク］

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あ　ら　す　じ

　埼玉県民は東京都民からひどい差別を受けており、東京へ入るのにも通行手形が必要で、手形がなければ即強制送還という屈辱の日々を送っていた。東京の超名門校・白鵬堂学院でも、都知事の息子で生徒会長の壇ノ浦百美によって埼玉県人は容赦ない迫害にあっていた。
　そんなある日、アメリカからの帰国子女・麻実麗が転校してくる。容姿端麗で洗練された立ち居振る舞いの彼だったが、実は隠れ埼玉県人で、埼玉解放戦線のメンバーだった。しかし、そんな麗にいつしか心惹かれてしまった百美は、正体がバレて追われる身となった麗と行動を共にしていくのだったが・・・・・。

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たぴおか的コメント

　実はこの作品を知った時には、あまりのバカバカしさに劇場で観る気は一切無かったのだが、二階堂ふみが出演することを知って気が変わった（笑）。埼玉県を徹底的にこき下ろして埼玉県民が激怒しないのか？なんて心配もしたのだが、観てみると埼玉だけじゃない、私が住む千葉県も東京都からは同等の扱いを受けていた（笑）。
　二階堂ふみが期待通りの熱演を見せてくれている。GACKTはさすがにそこまでの演技達者じゃないから、イメージは原作通りらしいけど正直見劣りしてしまった。が、それを補ってあまりあるのが伊勢谷友介だ。個人的には、及川光博が演じる麻実麗を観てみたかったな。また、久しぶりに京本政樹を観たが、今年還暦を迎えるとはとても思えない、相変わらずの若々しさに感服。
　掲示板を見ると「関東圏の人間には面白い・・・・・」なんてコメントもあるが、決してそんなことはない。関東の地理を知らなくても何の問題もないし、埼玉の草加せんべい、千葉のピーナッツくらいは誰でも知っている名産だろう。私は千葉県民だから埼玉の県の鳥がシラコバトだなんて知るはずもなかったし、それどころか千葉県の鳥すらも知らない（笑）。けれども、シラコバトが描かれた草加せんべいの踏み絵は笑わずにいられなくて、ここを最初の爆笑ポイントとしたい。
　次は、麗と百美が常磐線で茨城県へ向かうシーンで、埼玉県民が千葉解放戦線に捕らえられると、体中の穴という穴にピーナッツを詰められて地引き網を・・・・・のくだり。そしてさらには、2人の乗った列車が急停車して、「ヌーの群れが横断するため」という車内アナウンスに、「ここはサバンナか！」と叫ぶ百美のリアクション。我が千葉県がディスられているのだが、そんなことはこの作品の前では無関係だった。
　そして極めつけは、流山橋（実在する､千葉県流山市と埼玉県三郷市を繋ぐ江戸川に架かる橋）を挟んで千葉と埼玉が対峙する有名人のディスり合戦。ここはネタバレ防止策を施しておくと・・・・・X-JAPANのYOSHIKI（千葉）に対してTHE ALFEEの高見沢（埼玉）、真木よう子と桐谷美玲（千葉）に対して竹野内豊と反町隆史（埼玉）、次に千葉が掲げた小倉優子に「弱い！」、改めて掲げられた小島よしおに「もっと弱い！！」彼もこんな所で役に立つ（？）とは、夢にも思っていなかっただろう。ちなみにこのディスり合戦、登場する本人に許可を取っていないとか・・・・・YOSHIKIが言っていたけど。