評     価  

 
       
File No. 2957  
       
製作年 / 公開日   2018年 / 2019年03月01日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   スティーヴン・サスコ  
       
上 映 時 間   93分  
       
公開時コピー         

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   コリン・ウッデル [as マタイアス]
ベッティ・ガブリエル [as ナリ]
レベッカ・リッテンハウス [as セレーナ]
アンドリュー・リーズ [as デイモン]
コナー・デル・リオ [as AJ]
ステファニー・ノゲーラス [as アマヤ]
サヴィラ・ウィンディアーニ [as レックス]
チェルシー・オールデン [as ケリー]
 
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あ ら す じ    中古のパソコンを手に入れたマタイアスは、早速そのパソコンで様々なソーシャルメディアを開く。すると、以前の所有者と思われる“Norah”というアカウント名が表示されていたため、全てを自分のIDに書き換えてログインし、いつものように恋人のアマヤや友人たちと談笑するマタイアスは、“UNTITLED”と名付けられた隠しフォルダを見つける。
 開いてみるとそこには、鎖に繋がれて監禁された女性や、ドラム缶の中に囚われた者など、おぞましい数々の動画ファイルがあった。そして、見知らぬアカウントからのメッセージが届く。「俺のPCを返せ。さもないとアマヤは死ぬ」。それは、逃げ場のない恐怖の幕開けだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    2016年に公開された『アンフレンデッド』の続編(と言っても、シチュエーションが同じではあるものの全く繋がりは無く、新たなストーリー展開の作品ではある)。正直言ってあまり観る気はしなかったのだが、公開日が映画の日のために、新宿シネマカリテで1,100円で観られることなど滅多にない、そんなケチな根性丸出しで新宿まで出向いたのが運の尽きだった(笑)。
 PC画面上ですべてストーリーが展開するというもので、前作でこそ目新しい設定ではあったが、今回は二番煎じ感を覚えるのは否定できない。そして、前作同様にとにかくタイプが早いから何とタイプしているのかを目で追う暇もなく、画面のテキストボックスが何をタイプする場所なのか、いや、それ以前にそのWebサイトが何物かさえも判別できないままにどんどんストーリーが進んでしまう。さすがにFacebookやSkypeは日本でもお馴染みだが、それ以外に何のサイトなのか、何のためにそのサイトにアクセスするのかもわかりにくくて、これは内容を理解する上での大きな障害だった。
 前作は超常現象的色合いが濃くて、いわゆる“得体の知れないもの”に対する怖さがあった。けれども、今回の相手は決して“得体の知れないもの”ではなく、それだけに怖さも半減して(というか、個人的には怖さは全く感じなくて、ただただアマヤが無事であることだけが気がかりだったけど)不合理な点が際立ってしまったようだ。例えば、その日マタイアスがSNSでやり取りしている相手のいる場所を突き止めることは可能だろうが、もしかしたらアメリカ全土に散らばっているかも知れない全員の元へ、どうしてその夜のうちに訪れて殺害することが可能なのか?とか。2匹目のドジョウなどを狙わずに、潔く1作目だけで止めておくのが賢明だったと思う。