評     価  

 
       
File No. 2968  
       
製作年 / 公開日   2018年 / 2019年03月23日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   大九 明子  
       
上 映 時 間   90分  
       
公開時コピー   どうして、
私こんなに
独りなんだろう。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   黒川 芽以 [as タカコ]
臼田 あさ美 [as ケイコ]
中村 倫也 [as 園木]
田中 圭 [as 矢田部]
村杉 蝉之介 [as 相坂]
レイザーラモンRG [as 久保田]
市川しんぺー [as 梅沢]
萩原 利久
矢部 太郎 [as 荒木]
平田 敦子 [as 沢渡]
成河 [as 前澤]
 
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あ ら す じ    タカコは道行く誰もが振り返る美女で、WEBデザイナーという仕事にも恵まれ、愚痴を聞いてくれるケイコケイコという親友もいる。しかし、長くつきあってから相手が結婚していることが発覚するという恋愛が3回も続き、気づけば32歳になっていた。不毛な恋愛に疲れ果てたタカコの口から「死にたい・・・・・」という言葉がこぼれ出たその夜、タカコは結婚を決意し、婚活サイトに登録するのだった。
 マッチングサイトで出会った本気で婚活に励む非モテ系の園木とデートを重ねながら、シングルズバーで知り合った結婚願望のないバツイチ・イケメン歯科医の矢田部に惹かれていくタカコ。実は自身の結婚生活に悩んでいたケイコは、タカコが結婚後についてまったく考えていないことに苛立ち始め、2人はとうとう本音を激しくぶつけあう大げんかをしてしまう・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    黒川芽以は名前は知っていたが出演作を意識して観たことがなく、完全に臼田あさ美目当てでの鑑賞となった作品。訪れたヒューマントラストシネマ渋谷は人でごった返していて、すでにこの作品は完全に満席状態だという告知が行われていた。60席しかないシアター3ならわかるが、この劇場で最大の200席というキャパのシアター1での上映なのに・・・・・なぜ?
 タイトルにロコツに『美人が』なんてあると、誰が演じても主演女優がやりにくいことは必至。そんな中で黒川芽以は、女優としてズバ抜けた美人だとは言いかねるが、一般女性の中では間違いなく美人に属するルックスで、親しみやすさもあってGood。主人公のタカコは、それまで3人連続で相手が既婚者という設定のためか、恋に恋するようなところが垣間見えて、ちょっと危なっかしい印象も受けるものの、そんなところも含めてタカコは魅力的な女性だ。
 一方の臼田あさ美演じるケイコは、まさに“大地にどっしりと根を下ろして生きている”ような女性で、彼女のタカコに対する言葉にはいちいち頷けてしまう。多分2人は、互いに自分にはないものを相手に感じているから、親友という関係を保っていられるんだろうな。観ていて羨ましくさえある。
 婚活サイトなんて、それこそ有象無象の輩が登録しているわけだから、中村倫也演じる園木や田中圭演じる矢田部のようなまともな相手に立て続けに会えるなんて、実際には稀有だろう。タカコが美人だからというだけで“サクラ”呼ばわりするような男(過去にサクラと遭遇してトラウマにでもなっているのかな)のように、“次”はない奴がほとんどだと思う。
 そうやって婚活を続ける中で、タカコが見続けてきたのは紛れもない彼女自身だったのだ。そう、ケイコが言う通りタカコには婚活をしながらも実は結婚することなんて全く考えていなかったのだ。そして、やっと自分が本当は何をしたかったのかに気づいて、婚活に終止符を打つ。観ていてそうなるだろうとはずっと思っていたけど。ただ、谷田部はともかく、園木は終わらせてしまうにはちょっと勿体ない気もしたが。