評     価  

 
       
File No. 3019  
       
製作年 / 公開日   2019年 / 2019年06月14日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   F・ゲイリー・グレイ  
       
上 映 時 間   115分  
       
公開時コピー   地球は、ド派手に裏切られる。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   クリス・ヘムズワース [as エージェントH]
テッサ・トンプソン [as エージェントM]
クメイル・ナンジアニ [as ポーニィ(声)]
レベッカ・ファーガソン [as リザ]
レイフ・スポール [as エージェントC]
エマ・トンプソン [as エージェントO]
リーアム・ニーソン [as ハイT]
ロラン・ブルジョワ [as 双子のエイリアン]
ラリー・ブルジョワ [as 双子のエイリアン]
 
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あ ら す じ    エージェントHハイTは、かつてハイヴという凶悪な宇宙生物の地球襲来に際して戦いを挑み、地球を救った。それから数年後、幼少の頃エイリアンを目撃し、それ以来MIBの存在に憧れを抱いていたモリーは自力で調査を続け、MIBのアジトへと辿り着く。
 アジトへと潜入した彼女は、当然の如くセキュリティに捕らえられてしまう。そして、モリーの目の前に現れたエージェントOはモリーの記憶を消そうとする。けれども、モリーの必死の売り込みに根負けしたOは、モリーにエージェントMの名を与え、見習いエージェントとして仕事をさせるのだった。
 最初の任務はMIBロンドンでの調査で、彼女はそこのエースエージェントでもあったHに取り入り、任務に同行することとなった。任務はエイリアンの要人・ヴァンガスの警護だったが、突然そこに双子の刺客が現れ、ヴァンガスは暗殺されてしまう。けれども、ヴァンガスは死の間際に謎の宝石をMに託すのだった。
 2人はヴァンガスを守れなかった責任を取って除名されるべきだとエージェントCは主張するが、これに対してMは「ヴァンガスの動きを知るのはMIB内部の限られた者しかいないのに、それがバレたのは内部にスパイがいるからだ」とハッタリをかまし、ハイTの配慮もあって処分を逃れる。そして、ヴァンガスの死因は双子が放った毒矢だったことから、2人は独断で得の入手先と思われるモロッコへのマラケシュへと向かう。
 マラケシュでエイリアン・ポーン族が持つ毒をツインズが奪っていたことを知った2人は、ポーン族の居処を訪れるものの時既に遅くポーン族はツインズに襲われて壊滅状態だった。Mは唯一生き残った傭兵ポーンに“ポーニィ”と名付けて行動を共にする。その一方では、MIBはMがヴァンガスから宝石を受け取っていたことを突き止め、C主導の下彼らの捕獲に動き出すのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    このシリーズもじり貧状態にあると判断されたのかどうかわからないが、今回は今までのウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズからキャストを一新して・・・・・「ええっ!?クリス・ヘムズワースとヘッサ・トンプソンって・・・・・マイティ・ソーとヴァルキリーかい??」。おまけにリーアム・ニーソンまでをも迎えて制作された、シリーズ4作目となる『インターナショナル』。ウィル&トミーのコンビが実際の映像はもちろんのこと、過去のエピソードとして語られることすらないという、まった新しい作品に生まれ変わったのだが、今まで野郎ばかりの男臭い堅いイメージのある作品だったのに対し、今回は柔軟さが加わったことは間違いない。
 『アベンジャーズ エンド・ゲーム』ではだらしなく肥満していたソーが、あの姿はCGだったのか?なんて思えるくらい、今回は見違えるほど贅肉をそぎ落として元の姿に戻っている(笑)。性格は相変わらずちゃらんぽらんで、そんなキャラがナゼか似合うクリスではあるが、テッサ演じる新人の見習いエージェントとのデコボココンビのやり取りがコミカルにマッチしていていい。ただ、言っちゃ悪いが頭脳労働担当のMに対して肉体労働担当のHという色分けがあまりに明確過ぎて、Hがロンドン有数の優秀なエージェントだとは到底思えないのだが。また今回は、MIB内部に裏切り者がいるらしいという設定なのだが、中身を観なくても裏切り者が誰かを露見してしまうようなキャスティングはいかがなものだろうか。とは言っても、誰が演じようがまず真っ先に裏切り者だと疑われるのはあのキャラクターなんだろうけど。
 今回はそんな2人に加えて、身長わずか5cmというポーニィが加わるのだが、コイツが憎めないキャラで、しかもクライマックスでは大活躍するとあって侮れない。MはポーニィをNYにも連れ帰ったのかな?