評 価
File No.
3047
製作年 / 公開日
2019年 / 2019年08月02日
製 作 国
日 本
総 監 督
山崎 貴
監 督
八木 竜一 / 花房 真
上 映 時 間
103分
公開時コピー
君を、生きろ。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
佐藤 健
[as リュカ]
有村 架純
[as ビアンカ]
波瑠
[as フローラ/占いの老婆]
坂口 健太郎
[as ヘンリー]
山田 孝之
[as パパス]
ケンドーコバヤシ
[as サンチョ]
安田 顕
[as プサン/マスタードラゴン]
古田 新太
[as ブオーン]
松尾 スズキ
[as ルドマン]
山寺 宏一
[as スラリン]
井浦 新
[as ミルドラース]
賀来 千香子
[as マーサ]
吉田 鋼太郎
[as ゲマ]
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あ ら す じ
少年
リュカ
は、父・
パパス
と2人で、かつて
ゲマ
率いる魔物たちに連れ去られた母・
マーサ
を取り戻すための旅を続けていた。そしてある時、ラインハットの王子・
ヘンリー
が魔物にさらわれてしまい、ヘンリーに加えてリュカまでをも人質に取られてしまったパパスは、リュカの目の前で無念の最期を遂げてしまう。
それから10年。ゲマに捕らえられて奴隷として働かされていたリュカとヘンリーは遂に脱出に成功し、
プサン
の助けも借りて、ヘンリーはラインハットの城へ、リュカはサンタローズの村に戻る。リュカは
サンチョ
から、大富豪の
ルドマン
が伝説の武器・天空の剣を入手したとの情報を聞き、ルドマンが住むサラボナに向かうのだった。
サラボナで幼馴染みの
ビアンカ
と再会したリュカは、ルドマンが町を襲う巨大な魔物・
ブオーン
を倒した者を自らの跡継ぎとして、娘の
フローラ
の結婚相手として迎えるというお触れを出していることを知る。ところが、ルドマンと会ってみると、肝心の天空の剣はブオーンに奪い去られてしまっており、リュカは行きがかり上ブオーンを倒すことを避けては通れなくなってしまう。
ビアンカの助けを借りてブオーンを倒したリュカだったが、天空の勇者のみが抜くことができるという剣を抜くことができなかった。自らが勇者ではなかったことに落胆したリュカだったが、それとは関係なくフローラとの結婚の準備は着々と進められていくのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
いや〜、懐かしいドラクエ。中でも、ドラクエVはもっともやり込んだので、オープニングですぐにドラクエVをモチーフにした作品だというのはすぐわかった。ストーリーもほぼゲーム通りで、BGMや効果音もゲーム内のものがそのまま転用されているから、経験者にとっては当時の記憶が甦ってくるのではないだろうか。ブオーンを倒すのに苦労したなぁ、とか(笑)、主人公とビアンカが石にされてしまった時はどうなることかと思った、とか。尺の都合もあるからやや乱暴だと思うような展開(特に妖精の里へ向かうくだりなど)もあったものの、映像は綺麗だしビアンカとフローラは可愛いし、ラストのオチを除けばほぼほぼ満足できる作品だった。
そう、問題なのはラストのオチで、あんなオチにしたために全てをぶち壊されたように感じてしまい、作品の評価を低くしてしまったファンは少なくないだろう。私が編集するならば、ブオーンに投げられたアルスが魔界の門を閉じ、落ちてくるアルスをリュカが受け止めて"THE END"としたい。もしもあんなオチを付けてスタッフがドヤ顔をしていたとしたら、ファン心理を理解していないにもほどがある。私はあのオチはないものと思っているので、この作品の評価にも全く加味していない。でなければ、絶対にこれほどの星の数を付けることなど到底無理だ。
基本的に実写洋画の吹替版は観ない私が、『プーと大人になった僕』を珍しく日本語吹替で観てしまったために、主演のユアン・アマクレガーに堺雅人の顔がオーバーラップしてしまってどうしようもなかった、という失敗を経験しているが、この作品では声を担当している俳優陣の顔が全く浮かんでこなかったのは有り難かった。最初に観た時、エンドクレジットで「えっ?ビアンカが有村架純?」「フローラは波瑠?」と意表を突かれて再度観てみたものの、「これは有村架純の声なんだ」「これは波瑠だ」と念頭に置きながら観ても、ビアンカはビアンカだし、フローラはフローラでしかなかった。とりわけ波瑠は、老婆の声も担当していたのだが、あれほど声音を変えられるとは、その上手さに驚いた。
ちなみに、何度やり込んだかもはや覚えていないドラクエVだが、私の場合は結婚相手にどうしてもフローラを選べずに、結局ビアンカと結婚する選択しかしなかったのだが、友人が二度目にフローラと結婚してみたら、生まれた子とどもの髪の色が、フローラ同様に青かったようだ。どうでもいい話だけど。