評 価
File No.
3053
製作年 / 公開日
2019年 / 2019年08月16日
製 作 国
日 本
監 督
佐藤 佐吉
上 映 時 間
78分
公開時コピー
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
浅川 梨奈
[as 芽衣]
和田 聰宏
[as 里親(父)]
三津谷 葉子
[as 里親(母)]
しゅはま はるみ
[as 校長]
村松 利史
安藤 なつ
笹野 鈴音
[as ラナ]
北 香那
[as ラナ]
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あ ら す じ
裕福で優しい宇田家に引き取られ、同い年の
ラナ
という少女と共に養子に迎えられた孤児の
芽衣
。ラナの発案の元、自分たちを裏切った宇田家夫妻を殺害したラナと芽衣であったが、全てはラナが仕掛けた嘘だった。
囚われの身となってしまった芽衣は、この屋敷に隠された謎に直面することになる。お多福の仮面を被った謎の少女の亡霊やゾンビと化した少女など、芽衣の想像を絶するほどの謎と恐怖が次々と襲ってくる。だが、本当の恐怖は芽衣の過去を遡る事で明るみとなるのであった・・・・・。
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たぴおか的コメント
2ヶ月前に公開された「Q」の謎解き編となる今回の「A」。今回はレイトショーではなく真っ昼間の上映のみで、初日の舞台挨拶付きに臨んだ。幸い、列は前から7番目のG列だったが、モロにど真ん中の席が割り当てられたのはラッキーだった。舞台挨拶は主役の浅川梨奈、ラナ役の北香那、里親の母役・三津谷葉子、そして佐藤佐吉監督の4名。ホラー作品にもかかわらず、佐藤監督の思わぬぶっちゃけ話のおかげで、笑いの絶えない舞台挨拶だった。作品に合わせてか黒のドレスで登壇した浅川梨奈チャンは、丁寧に深々とお辞儀をするのが印象的で、より好感が度が上がった気がする。
作品は「Q」のおさらいと種明かしが3分の2で、残り3分の1が「Q」のその後の描写といったところだろうか。すべては北香那扮するラナに仕組まれたことだったのだが、なぜ和田聰宏と三津谷葉子演じる里親がラナの言いなりになっていたのかは未だに謎。また、随所に現れたおたふくの面を被った少女の正体が幽霊なのか、それとも神なのかもわからず仕舞いだ。驚いたのはラストシーンで、おたふくの面の少女が赤ん坊を抱いたシーンで幕が下りるのだが、いかにも続編があるかのような余韻を残すラストシーンが、舞台挨拶での佐藤監督のカミングアウトによって、実は何の意味もないことがわかった時は、場内が爆笑の渦に包まれた。
前作よりもオカルト色が濃く、浅川奈々チャンの言葉を借りれば「不死身の芽衣ちゃん」には、「いくら何でもやり過ぎでは?」と思わずにはいられなかったが、これもまた舞台挨拶でのネタバレによると、梨奈チャンは「ゾンビのような少女に噛まれて覚醒した」と思っていたようだが、佐藤監督によると「なぜ芽衣が不死身になったのかわからない」というとんでもない答えで、もしかしてこの作品、深く考えられているようで実は何も考えずに作られたのでは?という気がしてきた(笑)。
そんなわけで、「Q」と比べると少々荒唐無稽な展開だったこの「A]、評価は星1個減らしての7個にしてみた。梨奈チャンによると、既に「Q]のDVDがレンタルされているようなので、これから劇場で「A]を見ようと思う方で「Q]を観ていないようだったら、是非DVDによる予習をお勧めしたい。