評 価
File No.
3276
製作年 / 公開日
2020年 / 2020年11月13日
製 作 国
日 本
監 督
深川 栄洋
上 映 時 間
121分
公開時コピー
その医師を、追ってはいけない
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
綾野 剛
[as 犬飼隼人]
北川 景子
[as 高千穂明日香]
岡田 健史
[as 沢田圭]
前野 朋哉
[as 室岡純一]
青山 美郷
[as 青木綾子]
松原 正隆
[as 馬籠健一]
ホーチャンミ
[as 馬籠小枝子]
田牧 そら
[as 犬養沙耶香]
柄本 明
木村 佳乃
[as 雛森めぐみ]
石黒 賢
[as 麻生礼司]
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あ ら す じ
ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる“ドクター・デス”を名乗る連続殺人犯。その人物の存在が明らかになったのは、「お父さんが殺された。」という少年からの通報がきっかけだった。警視庁捜査一課のNo.1コンビ
犬飼隼人
と
高千穂明日香
が早速捜査を開始すると、同様なケースが次々と発覚する。捜査チームのリーダー、
麻生礼司
の指揮の下、2人は新米刑事の
沢田圭
や
室岡純一
、
青木綾子
らと手分けして遺族の聞き込みに当たるが、遺族たちの証言はいずれもドクター・デスを擁護するものばかりだった。
そんな中、現場を撮影したビデオから、ドクター・デスの助手を務める看護師の面が割れる。けれども、その元看護師・
雛森めぐみ
を尋問しても有力な手がかりを得ることはできなかった。ところが一方で、遺族らの証言を元に作成された似顔絵から、ドクター・デスらしき男の身元が割れるのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
以前から結構楽しみにしていた作品で、結論を言えば期待を外されることもなくそこそこ満足できた作品だった。脚本がなかなか上手く仕掛けられているというのが観終えた最初に感じたことで、特に次の2点の疑問は観ている間ずっとモヤモヤ感が拭えなかったのだが、理由がわかってみるとが「なるほど、そういうことだったのか」と納得。
その疑問2点とは、
1.
なぜあれほど早い時点でドクター・デスを誰が演じているかを暴露してしまっているのか?この手の作品は、誰がドクター・デスなのかをギリギリまで伏せておくというのが常套手段だと思われるのに。
2.
なぜドクター・デスは事に及ぶ際に看護師を帯同しているのか。そんなことをすれば単独で実行するよりも格段にリスクは大きくなるわけで、事実看護師から足が付いてしまっているし。
ということ。そして、さらにはドクター・デスが誰だかわかってしまうとさらに納得できない疑問が生じた。これはさすがに少々ネタバレになってしまうので、例によって知りたい方は「Ctrl」+「A」またはマウスでドラッグして自己責任でどうぞ。
3.
ドクター・デスは緻密で冷徹な人物だと思っていたのに、なぜイメージが180度正反対なあの人をキャスティングしたのか?これは完全なミス・キャスティングじゃないのか?
これらの疑問を抱いたということは、実は製作者側の意図にまんまと乗せられてしまったという証で、クライマックスでは全ての疑問が氷解してスッキリするという爽快感は格別だった。
それにしても、看護師・雛森めぐみを演じた女優、木村佳乃にとてもよく似ているが彼女にしてはちょっと老けてるし・・・・・なんて思ったら本人だったとは、意外。メイクの力は凄いのだと改めて感じた。