評     価  

 
       
File No. 3283  
       
製作年 / 公開日   2020年 / 2020年11月20日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   山本 政志  
       
上 映 時 間   95分  
       
公開時コピー   観たら、キマる
あらゆる(わざわい),/rp>吹き飛ばす、脳天直下の楽園(パラダイス),/rp>!!
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   南 果歩 [as 昭子]
いとう せいこう [as 笹谷修次]
田本 清嵐 [as 笹谷ゆうた]
小川 未祐 [as 笹谷あかね]
玄理
永山 愛樹
竹舞
村上 淳
古田 新太
柄本 明
 
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あ ら す じ    東京郊外の高台にある、一軒の大豪邸。あとは引越し業者のトラックに荷物を積み込むだけとなった部屋を、やさぐれた表情で見わたす主の笹谷修次。家長でありながら、この家を手放す原因を作った張本人である。引きこもり気味の息子・ゆうたは淡々と現実を受け止めている。一方、生意気盛りの娘・あかねは不甲斐ない父親にイラつきながら、ヤケクソ気分でTwitterに「今日、パーティをしましょう。誰でも来てください。」と地図付きツイート。そのままフテ寝してしまう。投稿がリツイートされまくり、瞬く間に拡散している状況を示す通知が鳴り響いていることも知らずに。
 やってきたのは、数年前に恋人を作って家を出たはずの自由奔放な元妻・昭子。借金まみれになり、一家離散目前の笹谷家にツイッターをみて、次々にパーティー客がやってくる。インド人のゲイカップル、やる気のない運送業者、手癖の悪いあかねの友人、台湾から来た観光客の親子、酔っ払いのOL、恋人を探しているイラン人、謎のホームレス老人(柄本明)、……。そんな中、来客を頑なに追い返そうと一人奮闘する修次だったが、珍客はどんどん増え続ける。しだいに豪邸は、ドンチャン騒ぎを超えた、狂喜乱舞の縁日の境内状態になっていく。
 笹谷一家の引越しは!? いやいや、もうそれどころじゃない! 客たちによって一家の運命はめくるめく奇々怪々と狂喜乱舞へと導かれていく。これは現実か、それとも幻覚か、果たして彼らの行く末は!?もう誰も逃げられない。『脳天パラダイス』への扉が今、開いてしまったのだ・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    こういう作品は、大当たりか大ハズレかの両極端だろう、なんて思っていたが、予想通り、しかも大ハズレの方だったとは・・・・・。一応クレジットでは南果歩(久しぶりに観たけど、随分老けてオバサンになったなぁ)がトップに名を連ねているが、実質的には主演は存在しない。他には浮浪者の死人のような役柄の柄本明や警官役の村上淳、そして屋台のオヤジ役の古田新太くらいはメジャーな俳優だが、あとは名の知らない無名キャストばかりだった。
 とある邸宅の引っ越し記念パーティに集まった有象無象の人たちのバカ騒ぎを面白おかしく描いた作品・・・・・のつもりなんだろうけど、観てみたらこれが全然面白くないし、コメディなのに全く笑えない。悪ふざけの度が過ぎるとはこのことで、もしかしたら監督や脚本担当はユーモアのセンスを欠いていて、何でもかんでも馬鹿をやれば面白いだろう、なんて考えていたのではないかとセンスを疑ってしまう。特にインド人夫婦のアイスピックのシーンなど、面白いどころか不快感を覚える。今年観た作品の中では初めて途中退席したくなった作品だ。
 そんなワケで、これ以上この作品について語ることは何もありません。時間と金の無駄遣いでした。