評     価  

 
       
File No. 3310  
       
製作年 / 公開日   2020年 / 2021年01月22日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   森ガキ 侑大  
       
上 映 時 間   102分  
       
公開時コピー   謎を解け。
闇を裂け。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   岡田 将生 [as 冷川理人]
志尊 淳 [as 三角康介]
平手 友梨奈 [as 非浦英莉可]
マキタスポーツ [as 非浦松男]
新納 慎也 [as 逆木一臣]
桜井 ユキ [as 半澤冴子]
和久井 映見 [as 三角則子]
筒井 道隆 [as 石黒哲哉]
滝藤 賢一 [as 半澤日路輝]
 
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あ ら す じ    書店で働く三角康介は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、康介は書店にやって来た除霊師・冷川理人に勧誘され、一緒に除霊の仕事をすることになる。
 ある日、2人の元に訪れた刑事の半澤日路輝から、1年前に起きた連続殺人事件の調査を依頼される。調査を開始した2人は、やがて遺体を発見するが、その遺体には呪いがかけられていた。真相を探るうち、彼らは自殺した殺人犯の声を度々聴くようになる・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    作品の中身にはかなり興味があったが、キャスティングはどうも・・・・・岡田将生は最近でこそ演技がまともになってきたものの、以前はお世辞にも上手いとは言えなかったし、志尊淳はどこといって特徴の無い俳優で、彼の演技を別に観たいとも何とも思っていなかったし、極めつけは平手友梨奈。『響−HIBIKI−』での演技は悪くなかったが、どうもあの目つきの悪さには辟易していて、今回はさらにそれに磨きが掛かっていたようだ。どうでもいいけど、岡田、志尊、平手の3人が劇場の予告編で作品を紹介していたが、岡田・志尊の2人はちゃんと両手を前で握っていたのだが、平手はひとりまるで上から目線のように両手も後ろ手にしていて尊大感が半端なく、これでさらに彼女を嫌いになってしまった。
 そして、さらにどーでもいいことなのだが、登場キャラクターの名前が変換しにくいの何のって(笑)。“ひやかわ→冷川”だの“ひうらえりか→非浦英莉可”だの半澤の下の名前“ひろき→日路輝”だの、“三角”で“みすみ”じゃなく“みかど”なんて読ませるだの。名前の奇抜さなんかじゃなく、もっと平凡な名前で中身で勝負したらどうなのか?と言ってやりたい気分だ。
 こういったオカルトチックな作品は嫌いじゃなくその意味では退屈しない作品ではあった。常に冷静で感情の起伏が無い岡田演じる冷川と、常に霊に怯える小心者の志尊演じる三角という組み合わせは、バディムービーにはよくあるパターン。これに平手演じる非浦が絡んでくるのだが、今ひとつ彼女の存在意義がよくわからない。もしも悪魔というものが存在するならば、を地で行くような非浦のキャラクターと、上に書いた彼女の尊大な態度も相俟って、非浦からは嫌悪感しか感じられない。どうやらそんな彼女も心の中では救いを求めていたようなのだが、人を平気で殺してしまう(まして、その相手に北川景子も含まれるとあっては穏やかじゃない ^-^;)冷酷さと、そんな状態から脱却したいという良心との葛藤がないから、人間らしさが一切感じられず、まるでロボットか操り人形のようにしか見えないのだ。