評 価
File No.
3384
製作年 / 公開日
2020年 / 2021年06月18日
製 作 国
アメリカ
監 督
ジョン・クラシンスキー
上 映 時 間
97分
公開時コピー
もう音を立てずには
生き残れない
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
エミリー・ブラント
[as エヴリン・アボット]
ミリセント・シモンズ
[as リーガン・アボット]
キリアン・マーフィ
[as エメット]
ジョン・クラシンスキー
[as リー・アボット]
ノア・ジューブ
[as マーカス・アボット]
ジャイモン・フンスー
[as 島に住む生存者]
オキエリエテ・オナオドワン
[as 警察官]
スクート・マクネイリー
ザカリー・ゴリンガー
[as エメットの息子]
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
住む家をなくし、さらには最愛の夫・
リー
も失った
エヴリン・アボット
は、生まれたばかりの赤ん坊と耳の不自由な娘の
リーガン
、息子の
マーカス
を連れ、新たな避難場所を探して旅を続けていた。
一同は、新たな謎と脅威にあふれた外の世界で、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱えてさまよっていたところ、とある廃工場にたどり着き、そこで一人で生き残っていた
エメット
と出会う。そして、彼との遭遇を機に、新たな謎と脅威が明らかとなり、一家の運命は激しく動き始める・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
2018年に公開された、『クワイエット・プレイス』の続編。前作でも思ったのだが、ホラー作品で最も怖いのは、主人公たちを襲ってくる相手が何なのかわからない場合だと思う。この作品でも前半は音を立てたら襲ってくる相手の正体がわからなかったのだが、中盤でその姿が見られて依頼は、怖さが半減してしまった気がするし、この作品では冒頭からいきなりの登場とあって、“怖さ”という点では今ひとつだ。ただ、どうやってあのモンスターから逃げるのかというスリルは満点だと思う。
この作品で、新たにキリアン・マーフィが加わっているのは注目点だ。元々はケン・ローチ作品のようなアクションよりも性格俳優的な側面が強いと思っていた彼だが、『28日後...』や『バットマン ビギンズ』への出演で、ちょっと見方が変わってしまって、この作品への出演にもそれほど驚きは感じなかったが。また、この頃よく見かける気がする(最も最近では『シャザム!』だろうか)ジャイモン・フンスーだが、脇役とは言えハリウッドでも欠くことのできない名バイプレイヤーという地位を確立した感がある。
当然この作品の主役は、エミリー・ブラントなのだが、この作品でのストーリーでは、むしろ彼女の娘リーガンを演じたミリセント・シモンズの方が、見せ場が多かった。クライマックスと言えるシーンでも、演じていたのは彼女とキリアンで、エミリーの出番は控えめだった気がする。とは言っても、やはりエミリーの存在感は抜群で、やはりこの『クワイエット・プレイス』シリーズは彼女あっての作品であることは間違いない。