まずは、カロッツエリアの展示場へ。ここでの目当ては慶應大学が出品しているというクルマだ。会場を入ると、すぐ右手のブースに「慶應」の文字が見て取れた。ブースには2台のクルマが置かれていたが、そのうちの1台がそれだった。

ELIICA

 エリイカ(?)なのかエリーカ(?)なのか知らないけど、このクルマは
A.高速タイプ
B.高加速タイプ
の2タイプが用意されている。で、何が売りかというと、まずは燃料。このクルマはリチウムイオン電池で動く、完全なる電気自動車なのだ。フル充電で
Aタイプは200km
Bタイプは320km
も連続走行が可能だという。 モーターは8つあるホイールのすべてに内蔵されており、回転力を伝達するためのロスが生じないために、Aタイプの時速400km/hという驚異の最高速を可能にしている。それにしても、タイヤが全部で8本もあると、1本や2本くらいパンクしてもさほど影響なさそうだ。そのかわり、タイヤ交換は高くつきそうだ 。


 次は、二輪車には脇目もふらずに通過して乗用車のコーナーへ直行する。周囲を見回してみると、ひときわ人がたかっているブースが見つかった。覗いてみると、そこに展示してあったのがBUGATTI(ブガッティ) 。

BUGATTI Veyron16.4

 V8エンジンをふたつ組み合わせたW16気筒エンジン が、
最高出力1001ps最高速度406km/h
というとてつもない数字をたたき出す怪物マシン。ちなみに日本車の最高出力は自主規制のために280psまでとされているから、いかにこのヴェイロンが桁外れかわかるだろう。ちなみに、価格は3,200万円だとか。年末ジャンボで1等が当たったら買いたい(ウソ)。


 ブガッティを満喫したら、ルノーとフォルクスワーゲンはさらっと流して日産のブースへたどり着く。日産のブースで目についた車は、いかにも「未来の車」という言葉が似合いそうな クルマ。

JIKOO

 コイツはいたずらにスペックを競うような車ではなく、独特のスタイリングが売り物の2シーターのプレステージ・オープンカーだ。フロントのヘッドライトが個性を主張している。そして、5ナンバー枠の小さなボディのわりには、20インチ・扁平率50のタイヤをはいている。


 かつて、スーパーカーブームの頃はフェラーリと双璧をなしていたポルシェも、現在はご多分に漏れず経営難に陥っているらしい。車会社なのだから、経営を立て直すにはやはりもっと売れるクルマを作らなければいけないよ。

PROSHE 911Turbo
 

 3.6リッターの水冷直列6気筒エンジン+ツインターボを搭載し、最高出力は420ps。低回転で太いトルクを発生するエンジンだ。駆動方式はCarrera4同様のフルタイム4WD。相変わらずカタログの仕様上では定員が4名だ。私だったら絶対に後部座席には座りたくない。今回の展示車はカブリオレだった。

 

PROSHE 911GT3/GT3 RS

 3.6リッターの水平対向6気筒エンジは、自然吸気ながら最高出力381psを絞り出す。911Carreraより車高を30mm低くしたシャーシに徹底した軽量化が図られている。

 

PROSHE 911 CarreraGT

 ポルシェのフラッグシップ・カー。5.7リッターのV10気筒エンジンは、最高出力612psを誇る。0→100km/hに要するタイムは驚異の3.9秒。まさに公道を走れるレーシング・カーだ。生産台数はわずか1,500台とのこと。
     

 
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