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放映期間  1971年10月24日〜1972年 3月26日
話  数  全23話
キャスト  ルパン三世
 
(声:山田康雄)
 怪盗アルセーヌ・ルパンの孫。盗みの腕はもちろん、殺しの世界でもナンバー1として君臨している。愛用の銃はワルサーP38。女性に甘く、
 そのために何度も痛い目にあわされる(特に不二子には)。
 次元大介
 
(声:小林清志)
 早撃ちのガンマンでルパンの相棒。お調子者のルパンに対してクールでハードボイルドが似合う男。スミス&ウエッソンM19コンバットマグナムを愛用。
 峰不二子
 
(声:二階堂有希子)
 ある時は味方だがある時は敵、味方の振りをしていて土壇場で裏切るなど、正体不明でミステリアスな女性。ルパンに会う前は殺し屋プーンとコンビを組んでいたらしい(第9話参照)。
 石川五右ヱ門
 
(声:大塚周夫)
 ルパンと敵対する百地三太夫の弟子で、大泥棒石川五右衛門の十
 三代目にあたる子孫らしい。居合い切りの達人で、その斬鉄剣はあら
 ゆる物をまっぷたつにしてしまう。第5話で初登場。
 銭形警部
 
(声:納谷悟朗)
 ルパン逮捕を生き甲斐としている警視庁の敏腕警部。銭形平次の子
 孫らしい。
たぴおか的
評論


 モンキー・パンチ氏のコミックをアニメ化した作品。このシリーズが最初にオンエアされた時、山田康雄氏は「なぜこんなに面白いものが理解してもらえないんだ?」と言ったらしいが、その言葉の通り視聴率は今ひとつだった。しかし、その後再放送が繰り返されるたびに、その面白さが視聴者に認められて人気が高まり、最初の放映から6年が過ぎた1977年に新シリーズが作られるまでに至った。

 「ルパン三世」というタイトルだけ見ると、金持ちの家に予告状を送って金品を奪う泥棒の話、という第一印象を抱きがちだが、シリーズ開始当初は盗みなどまったくなく、暗黒の世界で殺しのナンバーワンを競うという、祖父であるアルセーヌ・ルパンとはほど遠いキャラクターとして描かれている。五右ヱ門もルパンを倒そうとした敵の一人だったが、その五右ヱ門がルパン一家に加わってからは、新シリーズに橋渡しをする素地ができあがったと言っていい。

 ルパンの声はダーティ・ハリーで有名な山田康雄氏、お調子者のルパンはもはや山田康雄氏の声なしにはあり得ない、と私は思う。氏亡き後、ものまねの栗田貫一氏が吹き替えを担当するが、残念ながらものまねの域をでない感は否めない。不二子と五右ヱ門の声も旧作と新作で声優が異なるが私はやはり旧作の声優でないと納得できない。新作での五ヱ右門の声なんて・・・・・今にも「星君!」なんて言い出しそうで・・・・・(笑)。

 主人公のルパンがアルセーヌ・ルパンの子孫であるように、有名人物の子孫という設定の登場人物も少なくない。五右ヱ門はあの大泥棒・石川五右衛門の十三代目、銭形警部は銭形平次の子孫、そして第19話ではアルセーヌ・ルパンの宿敵であったガリマール警部の三代目が登場し三代にわたって恥をかく(銭形談)ことになる。

 また、最近知ったことなのだが、あの『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』で有名な宮崎駿監督が旧シリーズの何作かを手がけている。道理で『カリオストロの城』を観た時に違和感が全くなかったわけだ。
  


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