ひっそりと展示場の隅に配置されたブースに人だかりがしているのを見て近寄ってみた。見慣れないクルマだったが、MITSUOKAというメーカーが参考出品したクルマらしい。パンフレットも配っていなかったため、詳しい仕様がわからないのが残念だ。

Orochi

 とにかくよくわからないが、見た感じは結構いけてると思われるこのクルマ。「おろち」というのは結構インパクトのあるネーミングだけど、一体どこが「おろち」なのかは全く不明。
 わかっている仕様は、
  全長:4,585mm
  全幅:2,060mm
  全高:1,165mm
  エンジン:V6気筒3300ccをミッドシップに搭載
という点のみ。とにかく幅が広くて車高が低く、高速で後ろからコイツが迫ってきたら、巨大ゴキブリに追いかけられているような感じがするだろう。

 いよいよ国内最大のメーカー、トヨタ自動車のブース。今回はTOYOTAのブースとLEXUSのブースに分かれていた。まずはLEXUSから。

LF−X

 LF-Xとは“レクサス・フューチャー・クロスオーバー”の頭文字をとったもの。コンセプトはズバリ「次世代のSports Utility Vehicle」。SUVの力強さにスポーツセダンの洗練をクロスオーバーさせた新ジャンルのスタイリングが提案されている。パワーユニットにはLS430(セルシオ)と同じ4.3リッターV8エンジンを搭載し、4WDによってそのパワーを確実に路面に伝える。
 LEXUSブランドからもう1台。

LF−X

 LF-Sとは“レクサス・フューチャー・セダン”の頭文字をとったもので、まだデザイン・コンセプト段階とはいえ、セダンというよりクーペを思わせる美しいラインを持つ。
 エンジンユニットは、LF-Xと同じくV84.3リッターのエンジンだが、こちらはそれにモーターを組み合わせたハイブリッド方式を採用している。駆動方式は4WD

 次はTOYOTAのブースから。1台目はコイツ。

PM



車高が低い高速モード


低速モード


ハッチを開けたところ


人が搭乗したところ


リヤ・ビュー
 PMとはPersonal Mobility”の頭文字をとったもの。完全な1名乗車用のパーソナル・ビークル で、その独特なイルミネーションのために見た目はホタルそのものだ。高速では低く、市街地ではやや高く、乗り降りの際にはさらに高くコックピットが動き、また後輪を逆回転させその場で回転することもできる。他のPMの情報をキャッチしインタラクティブにコミュニケーションが可能で、また、ドライバーの好みを入力することによって、他のPMが残した情報から自分の希望する情報を入手したりすることも可能。

2台目は、トヨタからは久しぶりのいわゆるスペシャルティ・カーの登場。もっとも、参考出品だからこのクルマがそのまま市販車としてデビューするとは限らない 、と言うより、このクルマがそのまま市販車になることは、残念ながらまずないと言っていい。

CS & S

このクルマ、4名乗車可能にもかかわらず全長は4,000mmを切るのだが、1,800mmという3ナンバー枠のボディ幅もつ。エンジンはトヨタお得意のガソリンエンジン+モーターのハイブリッド方式。駆動方式は4WDを採用しているが、面白いのは、前輪はモーター、後輪はエンジンとモーターによって駆動する こと。また、全席広報のキャノピーカバーをスライドさせることによって、2シータと2+2の4人乗りに切り替えることができる。

 

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